適応
既存治療で効果不十分な以下の疾患
1関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)
2多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎(点のみ)
注意
1)過去の治療において,少なくとも1剤の抗リウマチ薬による適切な治療を行っても,効果不十分な場合に投与
2)点2のうち全身型については,全身症状に対する有効性及び安全性は未確立.全身症状が安定し,多関節炎が主症状の場合に投与
用法
点1以下の用量を1回投与量とし点滴静注.初回投与後,2週,4週に投与し,以後4週間隔〔患者の体重:投与量,バイアル数〕
①60kg未満:500mg(2V)
②60kg以上100kg以下:750mg(3V)
③100kgを超える:1g(4V)
21回10mg/kg(体重).初回投与後,2週,4週に投与し,以後4週間隔.ただし,体重75kg以上100kg以下の場合は1回750mg,体重100kgを超える場合は1回1gを点滴静注 皮1投与初日に負荷投与としてアバタセプト(遺伝子組換え)点滴静注用製剤の点滴静注を行った後,同日中に本剤125mgの皮下注,その後,本剤125mgを週1回,皮下注.又,本剤125mgの週1回皮下注から開始も可 注意
①抗TNF製剤の併用禁.海外で実施したプラセボを対照試験において,抗TNF製剤の併用療法を受けた患者では併用による効果の増強は示されておらず,感染症及び重篤な感染症の発現率が抗TNF製剤のみの発現率と比べて高かった.又,本剤と他の生物製剤の併用について,有効性及び安全性は未確立→併用回避
②皮負荷投与の用法用量は,アバタセプト(遺伝子組換え)点滴静注用製剤の添付文書を参照.点滴静注が可能な患者においては,負荷投与から開始
③皮点滴静注から皮下注射に切り替える場合,負荷投与は行わず,次に予定している点滴静注の代わりに本剤の初回皮下注射を実施
!警告
1)重篤な感染症等発現あり.敗血症,肺炎,真菌感染症を含