ブロマゼパム《レキソタン　ブロマゼパム》

適応

内

1神経症における不安・緊張・抑うつ及び強迫・恐怖

2うつ病における不安・緊張

3心身症(高血圧症，消化器疾患，自律神経失調症)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ及び睡眠障害

4麻酔前投薬

坐麻酔前投薬

用法

内121日6～15mg　分2～3(増減)　31日3～6mg　分2～3(増減)　41回5mg　就寝前又は手術前(増減)　坐1回3mg　手術前夜又は麻酔前

禁忌

1)過敏症

2)急性閉塞隅角緑内障(眼圧上昇)

3)重症筋無力症(症状悪化)

注意

〈基本〉

➊眠気等→運転不可

②内連用により薬物依存を生じることがある→漫然継続長期使用回避．投与継続時は必要性を十分に検討

〈その他〉投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗薬)を投与された患者で，新たに本剤を投与する場合，本剤の鎮静・抗痙攣作用が変化，遅延するおそれ

患者背景

〈合併・既往〉

①心障害(ジアゼパムで循環器への影響の報告)

②脳に器質的障害(作用が強く現れる)

③衰弱者

④中等度呼吸障害又は重篤な呼吸障害(呼吸不全)

〈腎〉少量から開始等注意　〈肝〉少量から開始等注意

〈妊婦〉妊C有益のみ(他のベンゾジアゼピン系化合物で口唇裂・口蓋裂等が有意に多い疫学的調査報告．ベンゾジアゼピン系で新生児に哺乳困難，嘔吐，活動低下，筋緊張低下，過緊張，嗜眠，傾眠，呼吸抑制・無呼吸，チアノーゼ，易刺激性，神経過敏，振戦，低体温，頻脈等．これらの症状は，離脱症状・新生児仮死として報告される場合もある．黄疸増強．分娩前連用：ベンゾジアゼピン系で出産後新生児に離脱症状)　〈授乳婦〉不可(他のベンゾジアゼピン系化合物で母乳中移行し，新生児に嗜眠，体重減少等．黄疸増強)　〈小児〉少量から開始等(臨床試験は未実施)　〈高齢〉少量から開始等(運動失調等)

相互

〈併用注意〉

1)アルコール(飲酒)：作用増強(中枢神経抑制)→回避

2)中枢神経抑制薬(フェノ