診療支援
薬剤

オランザピン新様式EH運転×
1179
olanzapine
ジプレキサ Zyprexa(イーライリリー)
 :2.5・5・10mg ザイディス錠(口腔崩壊錠):2.5・5・10mg
 細粒:1% 10mg/g
オランザピン(1.25・20 OD錠1.25 共和,2.5・5・10OD錠2.5・5・10 1% 各社)

適応

1統合失調症 2双極性障害における躁症状及びうつ症状の改善 3抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心,嘔吐) 注意3強い悪心,嘔吐が生じる抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)の投与の場合に限り使用

用法

11日1回5~10mgより開始,維持量1日1回10mg(増減) 2〔躁症状〕1日1回10mgより開始(増減) 〔うつ症状〕1日1回5mgより開始,その後1日1回10mgに増量.就寝前(増減) ►何れも1日量は20mgを超えない 31日1回5mg(適宜増) ►1日量10mgを超えない 注意3

①原則としてコルチコステロイド,5-HT3受容体拮抗薬,NK1受容体拮抗薬等と併用して使用

②原則として抗悪性腫瘍剤の投与前に投与し,がん化学療法の各サイクルにおける本剤の投与期間は6日間までを目安

!警告

1)著しい血糖の上昇から,糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡等の重大な副作用が出現し死亡の可能性→血糖値の測定等観察を十分に

2)上記副作用があることを患者及び家族に十分説明,口渇・多飲・多尿・頻尿等の異常が出現したら直ちに投与中断し医師の診察を受けるよう指導

禁忌

1)昏睡状態(悪化)

2)バルビツール酸誘導体等の中枢神経抑制薬の強い影響下(中枢神経抑制作用増強)

3)過敏症

4)アドレナリン投与中(アナフィラキシーの救急治療を除く)

5)糖尿病,その既往歴

注意

〈基本〉

①著しい血糖値上昇から糖尿病性ケトアシドーシス・糖尿病性昏睡等の致命的な経過をたどることあり→血糖値測定や口渇・多飲・多尿・頻尿等の観察を十分に.特に高血糖・肥満等の危険因子では急激に悪化あり

②低血糖(脱力感,倦怠感,冷汗,振戦,傾眠,意識障害等)に注意し,血糖値測定等

➌上記副作用について本人・家族に十分に説明し,高血糖症状(口渇・多飲・多尿・頻尿等),低血糖症状(脱力感,倦怠感,冷汗,振戦,傾眠,意識障害等)に注意し直ち

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