適応
うつ病・うつ状態 注意
1)抗うつ剤の投与により,24歳以下で,自殺念慮,自殺企図のリスク増加の報告→投与にあたっては,リスクとベネフィットを考慮
2)18歳未満に投与する際は適応を慎重に検討
用法
初期1日15mg,15~30mgを1日1回就寝前に経口 ►1日45mgを超えない範囲で増減 ►増量は1週間以上の間隔をあけて15mg/日ずつ 注意投与量は必要最小限となるよう,患者毎に慎重に観察しながら投与
禁忌
1)過敏症
2)MAO阻害薬(セレギリン,ラサギリン,サフィナミド)投与中或いは投与中止後2週間以内
注意
〈基本〉
①うつ症状を呈する患者は希死念慮があり,自殺企図のおそれ→投与開始早期並びに投与量変更の際は状態及び病態の変化を注意
②不安,焦燥,興奮,パニック発作,不眠,易刺激性,敵意,攻撃性,衝動性,アカシジア/精神運動不穏,軽躁,躁病等が報告.又,これらの症状・行動を来した症例において,基礎疾患の悪化又は自殺念慮,自殺企図,他害行為が報告.患者の状態及び病態の変化を注意深く観察するとともに,これらの症状の増悪が観察された場合には,増量せず,徐々に減量し,中止等処置
③自殺目的での過量服用を防ぐため,自殺傾向が認められる患者には,1回分の処方日数を最小限にとどめる
➍家族等に自殺念慮や自殺企図,興奮,攻撃性,易刺激性等の行動の変化及び基礎疾患悪化のリスク等について十分説明,医師と緊密に連絡を取り合うよう指導
➎眠気,めまい等→運転不可
⑥投与中止(突然の中止)により,不安,焦燥,興奮,浮動性めまい,錯覚感,頭痛及び悪心等の報告→中止の際は,突然の中止を避け,状態を観察しながら徐々に減量
〈その他〉
①(海外)大うつ病性障害等の精神疾患を有する患者を対象に,本剤を含む複数の抗うつ薬の短期プラセボ対照臨床試験の検討結果,24歳以下では,自殺念慮や自殺企図の発現リスクが抗うつ薬投与群でプラセボ群と
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