診療支援
薬剤

エンタカポン新様式運転×
1169
entacapone
コムタン Comtan(ノバルティス)
 :100mg
AGエンタカポン「サンド」(100 サンド),エンタカポン(100 各社)

適応

レボドパ・カルビドパ又はレボドパ・ベンセラジドとの併用によるパーキンソン病における症状の日内変動(wearing-off現象)の改善 注意

1)症状の日内変動が認められるパーキンソン病に対して使用

2)レボドパ・カルビドパ又はレボドパ・ベンセラジド投与による治療(少なくともレボドパとして1日300mg)において,十分な効果が得られない患者に対して使用

用法

1回100mg,単独では使用せず,必ずレボドパ・カルビドパ又はレボドパ・ベンセラジドと併用 ►症状により1回200mg投与可(増減) ►1日8回を超えない 注意

①レボドパ・カルビドパ又はレボドパ・ベンセラジドとの併用により,効果発現薬剤→単独では効果は認められない

②レボドパの生物学的利用率を高めるため,レボドパによるドパミン作動性の副作用(ジスキネジー等)発現があるため,投与開始時又は増量時に,ドパミン作動性副作用がみられた場合→本剤或いはレボドパ・カルビドパ又はレボドパ・ベンセラジドを調節

③1回200mgへ増量の際,ジスキネジー等発現→増量は慎重に検討→症状発現の際は,程度に応じて1回投与量を減量等処置

④増量は慎重に→1回200mg,1日1,600mgを超えない

⑤肝障害では,1回200mgへの増量は必要最小限にとどめ,やむを得ず1回200mgに増量の際は,特に慎重に

⑥体重40kg未満の低体重:1回200mgへの増量は慎重に検討

禁忌

1)過敏症

2)悪性症候群,横紋筋融解症又はこれらの既往歴

注意

〈基本〉

①レボドパの生物学的利用率を高めるため,レボドパによるドパミン作動性の副作用(ジスキネジー等)が現れる場合→抗パーキンソン剤を併用する場合には,これらの投与量を調節する等注意深く観察しながら投与

②投与中止の際は,パーキンソン病でみられる悪性症候群や横紋筋融解症の発現のおそれ→十分観察しながら投与量漸減し,必要に応じレボドパ・カルビ

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