適応
レボドパ含有製剤治療中のパーキンソン病におけるウェアリングオフ現象の改善 注意レボドパ含有製剤の投与量及び投与回数の調節を行ってもウェアリングオフ現象が認められる患者に対して使用
用法
レボドパ含有製剤と併用.1日1回20mg経口 ►症状により40mgを1日1回可 注意
①オン時の運動機能改善を期待する場合,40mgを1日1回経口投与可.但し,40mgでは20mgを上回るオフ時間の短縮効果は認められていない
②以下の患者で血中濃度上昇→1日1回20mgを上限
a)中等度の肝障害
b)CYP3Aを強く阻害する薬剤投与中
禁忌
1)過敏症
2)妊婦・妊娠
3)重度の肝障害
注意
〈基本〉
➊前兆のない突発的睡眠,睡眠発作,起立性低血圧,傾眠,めまい,意識消失,失神等→運転不可
②非臨床試験でマクロファージを主体とする肺の炎症性変化→投与開始後は十分に観察し,息切れ・呼吸困難,乾性咳嗽発現時には,胸部X線検査をはじめとする画像検査や適切な精密検査等を行い,必要に応じて減量,休薬又は中止等処置
〈取扱上〉光安定性の確保のためフィルムコーティングを施している→粉砕×
患者背景
〈合併・既往〉
①虚血性心疾患(不整脈悪化)
②ジスキネジー(悪化):注意深く観察しながら投与.悪化の際は減量・休薬・中止等処置
〈肝〉
①重度の肝障害:禁忌(主に肝臓で代謝されるため血中濃度が上昇.使用経験はない)
②肝障害(主に肝臓で代謝→本剤の血中濃度上昇)
〈妊婦〉禁忌〔動物で受胎率及び着床率の低下,全児死亡した母動物の増加,催奇形性(骨格変異,骨格異常,小眼球及び欠指)並びに哺乳期の出生児の生存率低値等.又,本剤とレボドパ・カルビドパを併用した動物実験では,胎児生存率の低値が認められ,催奇形性(内臓異常,骨格異常,無指,短指又は欠指)を含む胎児への影響が,本剤単独投与と比較して,併用投与ではより低用量から認められている〕 〈授乳婦〉有益性を考