診療支援
薬剤

チザニジン塩酸塩新様式運転×
1249
tizanidine hydrochloride
テルネリン Ternelin(サンファーマ)
 :1mg 顆粒:0.2% 2mg/g
チザニジン(1 各社,0.2% 日医工)

適応

1以下の疾患による筋緊張状態の改善:頸肩腕症候群,腰痛症

2以下の疾患による痙性麻痺:脳血管障害,痙性脊髄麻痺,頸部脊椎症,脳性(小児)麻痺,外傷後遺症(脊髄損傷,頭部外傷),脊髄小脳変性症,多発性硬化症,筋萎縮性側索硬化症

用法

11日3mg 分3(増減) 21日3mgから開始 1日6~9mgまで漸増 分3(増減)

禁忌

1)過敏症

2)フルボキサミン又はシプロフロキサシンを投与中

3)重篤な肝障害

注意

〈基本〉

➊反射運動能力の低下,眠気,めまい,低血圧等→運転不可

〈取扱上〉

配合アルカリ性薬剤(アミノフィリン等)との配合不可(配合により外観が黄色に変化)

アルカリ性薬剤,吸湿性の薬剤との配合不可(アミノフィリン等との配合により外観が黄色に変化.又,吸湿性の薬剤との配合により固化)

患者背景

〈腎〉腎排泄が遅延し,高い血中濃度持続の報告) 〈肝〉

①重篤な肝障害:禁忌(主に肝代謝.肝機能悪化の報告)

②主に肝代謝.肝機能悪化の報告

〈妊婦〉有益のみ(動物で大量投与による奇形増加の報告.また胎児重量の低下,化骨遅延,出生児死亡等の報告) 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続または中止(動物で乳汁中移行の報告) 〈小児〉臨床試験は未実施 〈高齢〉減量等注意(主に腎排泄のため高い血中濃度持続のおそれ).血圧低下があるため特に注意

相互

主にCYP1A2で代謝(本酵素の活性に影響を与える薬剤の併用は注意.特にCYP1A2を阻害する薬剤との併用により,本剤の血中濃度上昇の可能性.CYP1A2を誘導する薬剤との併用で本剤の血中濃度上昇の可能性) 〈併用禁忌〉フルボキサミン,シプロフロキサシン:血中濃度上昇,AUCがそれぞれ33倍,10倍に上昇の報告.臨床症状として著しい血圧低下,傾眠,めまい,精神運動能力の低下等(前記薬剤がCYP1A2を阻害し,本剤の血中濃度上昇) 〈併用注意〉

1)降圧薬(降圧利尿薬等):低血圧及

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