適応
1以下の疾患における痙攣並びに運動機能亢進:胃・十二指腸潰瘍,食道痙攣,幽門痙攣,胃炎,腸炎,腸疝痛,痙攣性便秘,機能性下痢,胆嚢・胆管炎,胆石症,胆道ジスキネジー,胆嚢切除後の後遺症,尿路結石症,膀胱炎,内月経困難症
2注以下の疾患における痙攣並びに運動機能亢進:胃切除後の後遺症,器具挿入による尿道・膀胱痙攣,分娩時の子宮下部痙攣
3注消化管のX線及び内視鏡検査の前処置
用法
内1回10~20mg 1日3~5回(増減) 注1回10~20mg 静注・皮下注・筋注(増減)
禁忌
1)出血性大腸炎(腸管出血性大腸菌O157等や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢では,症状悪化,治療期間延長)
2)閉塞隅角緑内障(抗コリン作用により眼圧が上昇し症状悪化)
3)前立腺肥大による排尿障害(更に尿を出にくくする)
4)重篤な心疾患(心拍数増加,悪化)
5)麻痺性イレウス(消化管運動抑制し,悪化)
6)過敏症
注意
〈基本〉
➊眼の調節