診療支援
薬剤

ラスミジタンコハク酸塩新様式運転×
119
lasmiditan succinate
レイボー Reyvow(イーライリリー)
 :50・100mg

適応

片頭痛 注意国際頭痛学会による基準により「前兆のない片頭痛」或いは「前兆のある片頭痛」と確定診断が行われた場合にのみ投与.特に次のような患者は,くも膜下出血等の脳血管障害や他の原因による頭痛の可能性がある為,投与前に問診,診察,検査を十分に行い,頭痛の原因を確認してから投与

1)今までに片頭痛の診断が未確定

2)片頭痛と診断されたことはあるが,片頭痛に通常見られる症状や経過とは異なった頭痛及び随伴症状

用法

1回100mgを片頭痛発作時.但し状態に応じて1回50mg又は200mgを投与可.頭痛消失後の再発の際は24時間あたりの総投与量が200mgを超えない範囲で再投与可 注意

①片頭痛発作時のみに使用し,予防的に使用しない

②本剤を投与しても頭痛の消失に至らず継続している発作に対する追加投与の有効性は未確立

③全く効果が認められない場合は,その発作に対して追加投与しない.このような場合は再検査の上,頭痛の原因を確認

④用量は,臨床試験における用量毎の有効性と副作用発現状況を参考に,患者の背景,病態,併用薬等を考慮して選択.副作用発現状況を考慮しても100mgより高い有効性又は早期の有効性発現が必要な場合は200mg,100mgの忍容性に懸念がある場合は50mgの使用を検討

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉

➊眠気,めまい等の発現→運転不可

②片頭痛の急性期治療薬の服用日数の多い患者で,頭痛が悪化する場合には「薬剤の使用過多による頭痛」の可能性を考慮し,中止等適切な処置

〈その他〉

①娯楽目的の多剤使用経験(中枢神経抑制剤,鎮静薬及びその他の乱用薬物を治療を目的とせずに使用した経験)のある健康成人を対象に100又は200mgを単回経口投与した際の薬物嗜好性はプラセボより高く,陽性対照であるアルプラゾラム2mgより低かった

②トリプタン系薬剤との同時併用による上乗せ効果は未検討

患者背景

〈肝〉重度の肝機能障害(投

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