診療支援
薬剤

リバスチグミン新様式運転×
119
rivastigmine
イクセロン Exelon(ノバルティス)
リバスタッチ Rivastach(小野)
 パッチ:4.5・9・13.5・18mg/枚
リバスチグミン( 4.5,9,13.5,18 各社)

適応

軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制 注意

1)アルツハイマー型認知症と診断された患者にのみ使用

2)本剤がアルツハイマー型認知症の病態そのものの進行を抑制するという成績は得られていない

3)アルツハイマー型認知症以外の認知症性疾患において本剤の有効性は未確認

4)他の認知症性疾患との鑑別診断に留意

5)使用が適切であるか,以下に示す本剤の特性を十分に理解した上で慎重に判断

a)国内臨床試験で,貼付により高頻度に適用部位の皮膚症状あり

b)維持量に到達するまで12週間以上を要する(開始用量1日1回4.5mgで4週毎に4.5mgずつ増量の場合)

用法

1日1回4.5mgから開始し,原則4週毎に4.5mgずつ増量,維持量として1日1回18mgを貼付.状態に応じ1日1回9mgを開始用量とし4週後に18mgに増量も可 ►背部,上腕部,胸部のいずれかの正常で健康な皮膚に貼付し,24時間毎に貼り替える 注意

①1日1回9mgより開始し4週後に1日1回18mgまで増量する投与方法については副作用〔特に消化器系障害(悪心,嘔吐等)〕の発現を考慮し忍容性が良好な場合に投与の可否を判断

②慎重に投与することが推奨される患者については,1日1回4.5mgから開始し4週毎に4.5mgずつ1日1回18mgまで増量する方法を選択

③1日18mg未満は有効用量ではなく,漸増又は一時的な減量を目的とした用量であるので,維持量である18mgまで増量

④維持量に到達するまでは,1日量として18mgを超えない範囲で症状により適宜増減可.消化器系障害(悪心・嘔吐等)発現時は,減量又はこれらの症状が消失するまで休薬.休薬期間が4日程度の場合,休薬前と同じ用量又は休薬前に忍容であった用量で投与再開.それ以外の場合は本剤開始用量(4.5mg又は9mg)を用いて投与再開.投与再開後は,再開時の用量を2週間以上投与

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