診療支援
薬剤

カプトプリル新様式運転△
2144
captopril
カプトリル Captoril(アルフレッサ)
 :12.5・25mg 細粒:5% 50mg/g
 Rカプセル:18.75mg(徐放)
カプトプリル(12.5・25 各社,5% 日医工)

適応

本態性高血圧症,腎性高血圧症,腎血管性高血圧症,悪性高血圧 徐カ本態性高血圧症,腎性高血圧症

用法

1日37.5~75mg 分3(増減) 尚,重症例においても1日最大150mgまで 徐カ1回18.75~37.5mg 1日2回(増減) 但し,重症本態性高血圧症及び腎性高血圧症の患者では1回18.75mg 1日1~2回から開始が望ましい

禁忌

1)[過敏症]

2)血管浮腫の既往歴(ACE阻害剤等の薬剤による血管浮腫,遺伝性血管浮腫,後天性血管浮腫,特発性血管浮腫等)(高度の呼吸困難を伴う血管浮腫)

3)デキストラン硫酸固定化セルロース,トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中

4)アクリロニトリルメタリルスルホン酸Na膜(AN69)を用いた血液透析施行中

5)妊婦・妊娠

6)アリスキレン投与中の糖尿病(但し,他の降圧治療でもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)

注意

〈基本〉

副作用発現の可能性が増大する為,1日量150mgを超える量は投与しない

②手術前24時間は投与しないが望ましい

➌血圧低下に基づくめまい,ふらつき→運転注意

〈検査〉尿中ケトン(アセトン)が偽陽性を呈することがある 〈取扱上〉徐カ高温(40℃以上)で放出速度が早くなる 〈その他〉

①非持効性製剤投与中に高度の蛋白尿が認められた患者について腎生検を行ったところ,膜性腎症が報告

②インスリン又は経口血糖降下剤の投与中にACE阻害剤を投与することにより,低血糖が起こり易い報告

患者背景

〈合併・既往〉

①両側性又は片腎で腎動脈狭窄:不可(やむを得ない場合を除く)(腎血流量減少や糸球体濾過圧低下により急速に腎機能を悪化)

②高K血症:不可(やむを得ない場合を除く)(高K血症を増悪.又,腎機能障害,コントロール不良の糖尿病等により血清K値が高くなり易い患者で

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