診療支援
薬剤

リシノプリル水和物新様式運転△
2144・2179
lisinopril hydrate
ロンゲス Longes(共和)
 :5・10・20mg
リシノプリル(5・10・20 各社)

適応

1高血圧症

2以下の状態で,ジギタリス製剤,利尿剤等の基礎治療剤を投与しても十分な効果が認められない場合:慢性心不全(軽症~中等症)

注意〔慢性心不全(軽症~中等症)〕

1)ジギタリス製剤,利尿剤等の基礎治療剤で十分な効果が認められない症例にのみ,本剤を追加投与.尚,本剤の単独投与での有用性は未確立

2)重症に対する有用性は未確立.使用経験が少ない

用法

1成人1日1回10~20mg(増減) 但し,重症高血圧症又は腎障害を伴う高血圧症の患者では5mgから開始が望ましい 小児6歳以上には,1日1回0.07mg/kg(増減) 2ジギタリス製剤,利尿剤等の基礎治療剤と併用.1日1回5~10mg(増減) 但し,腎障害患者では初期用量2.5mgから開始が望ましい 注意

〔高血圧症〕6歳以上の小児に投与する場合は1日20mgを超えない

〔慢性心不全(軽症~中等症)〕高齢者では2.5mgから開始が望ましい

禁忌

1)過敏症

2)サクビトリルバルサルタン投与中又は中止から36時間以内

3)血管浮腫の既往歴(ACE阻害剤等の薬剤による血管浮腫,遺伝性血管浮腫,後天性血管浮腫,特発性血管浮腫等)(高度の呼吸困難を伴う血管浮腫)

4)デキストラン硫酸固定化セルロース,トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシス施行中

5)アクリロニトリルメタリルスルホン酸Na膜(AN69)を用いた血液透析施行中

6)妊婦・妊娠

7)アリスキレン投与中の糖尿病(但し,他の降圧治療でもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)

注意

〈基本〉

➊降圧作用に基づくめまい,ふらつき→運転注意

②手術前24時間は投与しないが望ましい

〈その他〉

①インスリン又は経口血糖降下剤の投与中にACE阻害剤を投与することにより,低血糖が起こり易い報告

②他のACE阻害剤服用中患者が膜翅目毒(ハチ毒)によ

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