診療支援
薬剤

イルベサルタン新様式運転△
2149
irbesartan
アバプロ Avapro(住友)
イルベタン Irbetan(シオノギ)
 :50・100・200mg
AGイルベサルタン「DSPB」(50・100・200 住友プロモ),イルベサルタン(OD錠50・100・200 各社)

適応

高血圧症

用法

1日1回50~100mg(増減) 1日最大200mgまで

禁忌

1)過敏症

2)妊婦・妊娠

3)アリスキレン投与中の糖尿病(但し,他の降圧治療でもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)

注意

〈基本〉

①ARB投与中に肝炎等の重篤な肝障害が報告→肝機能検査等観察

➋降圧作用に基づくめまい,ふらつき→運転注意

③手術前24時間は投与しないが望ましい.ARB投与中の患者は,麻酔及び手術中にレニン-アンジオテンシン系の抑制作用による高度な血圧低下

患者背景

〈合併・既往〉

①両側性又は片腎で腎動脈狭窄:不可(やむを得ない場合を除く)(腎血流量減少や糸球体濾過圧低下により急速に腎機能を悪化)

②高K血症:不可(やむを得ない場合を除く)(高K血症を増悪.又,腎機能障害,コントロール不良の糖尿病等により血清K値が高くなり易い患者では,血清K値注意)

③脳血管障害(過度の降圧が脳血流不全を引き起こし,病態悪化)

④厳重な減塩療法中(低用量から開始し,増量する場合は徐々に.一過性の急激な血圧低下)

〈腎〉

①重篤な腎機能障害(過度の降圧により腎機能を悪化)

②血液透析中(低用量から開始し,増量する場合は徐々に.一過性の急激な血圧低下)

〈肝〉肝障害,特に胆汁性肝硬変及び胆汁うっ滞(血中濃度上昇) 〈生殖〉妊娠する可能性のある女性〔妊娠が把握されずACE阻害剤又はARBを使用し,胎児・新生児への影響(腎不全,頭蓋・肺・腎の形成不全,死亡等)が報告〕.投与に先立ち,代替薬の有無等も考慮して本剤の必要性を慎重に検討し,有益と判断される場合にのみ投与.又,投与が必要な場合には以下の注意事項に留意

①開始前に妊娠していないことを確認.投与中も定期的に確認.投与中に妊娠判明は,直ちに中止

②以下の事項について,開始時に患者に説明.又,投与中も必要に応じ説明

a)妊娠中に使用した場合,胎児・新生児に影響を及ぼすリスクがあ

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