適応
高血圧症
用法
1日1回8~16mg 朝食後 尚,1回8mg或いは更に低用量から開始(増減) 1日最大16mgまで
禁忌
1)妊婦・妊娠
2)過敏症
3)アゾール系抗真菌剤(経口剤,注射剤)(イトラコナゾール,ミコナゾール,フルコナゾール,ホスフルコナゾール,ボリコナゾール),HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル含有製剤,ネルフィナビル,アタザナビル,ホスアンプレナビル,ダルナビル含有製剤),コビシスタット含有製剤を投与中
注意
〈基本〉
➊Ca拮抗剤の投与を急に中止したとき,症状悪化した症例が報告→休薬を要する場合は徐々に減量し観察.又,患者に医師の指示なしに中止しないように注意
②稀に過度の血圧低下を起こす為,減量又は休薬等処置
➌降圧作用に基づくめまい等→運転注意
〈その他〉
①治療中に心筋梗塞,心不全や不整脈(心房細動等)が報告(因果関係不明)
②CAPD(持続的外来腹膜透析)施行中の患者の透析排液が白濁する報告→腹膜炎等との鑑別に留意
患者背景
〈腎〉重篤な腎機能障害(降圧に伴い腎機能低下) 〈肝〉重篤な肝機能障害(臨床試験は未実施)
〈妊婦〉禁忌(動物で妊娠前~初期の投与において着床前及び着床後胚死亡率の増加,出生児の体重低下,妊娠期間及び分娩時間の延長.妊娠末期の投与において妊娠期間及び分娩時間の延長) 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(動物で乳汁中移行する報告) 〈小児〉臨床試験は未実施 〈高齢〉8mg或いは更に低用量から開始し,慎重に
相互
主にCYP3A4で代謝 〈併用禁忌〉
1)アゾール系抗真菌剤(経口・注射剤)(イトラコナゾール,ミコナゾール,フルコナゾール,ホスフルコナゾール,ボリコナゾール):イトラコナゾールとの併用によりAUCが2.8倍に上昇する報告(前記薬剤がCYP3A4を阻害し,本剤のクリアランスが低下)
2)HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル含有製剤,ネルフィナビル,