適応
以下の状態で他の抗不整脈薬が使用出来ないか,又は無効の場合:カ期外収縮,発作性上室性頻脈,心房細動 徐錠頻脈性不整脈
用法
カ1回100mg 1日3回(増減) 徐錠1回150mg 1日2回(増減)
禁忌
〔共通〕
1)高度の房室ブロック・洞房ブロック(刺激伝導障害が悪化し,完全房室ブロック,心停止)
2)うっ血性心不全(心収縮力低下により心不全を悪化.又,催不整脈作用により心室頻拍,心室細動を起こし易い)
3)スパルフロキサシン,モキシフロキサシン,ラスクフロキサシン注射剤,トレミフェン,バルデナフィル,アミオダロン注射剤,エリグルスタット,フィンゴリモド,シポニモドを投与中
4)閉塞隅角緑内障(抗コリン作用により眼圧が上昇し,症状悪化)
5)尿貯留傾向(抗コリン作用により,尿閉を悪化)
6)過敏症
徐錠
1)透析患者を含む重篤な腎機能障害
2)高度な肝機能障害
注意
〈基本〉
①投与に際しては,頻回に患者状態を観察