適応
アレルギー性鼻炎
用法
1回4mgを胸部,上腕部,背部又は腹部の何れかに貼付し,24時間毎に貼替.尚症状に応じ1回8mgに増量可
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
➊眠気→運転不可.日常生活への支障を患者に説明
②4mg使用時と比べ8mg使用時は眠気の発現率が高い傾向がある為注意
➌季節性患者では好発季節を考えて,その直前から開始し,終了時まで継続が望ましい
④効果が認められない場合は,漫然と長期に使用しないよう注意
〈検査〉アレルゲン皮内反応を抑制→検査前は投与不可 〈適用上〉
①交付時
a)使用するまでは包装袋を開封せず,開封後は速やかに貼付
b)使用する際はライナーを剥がして使用
c)本剤は1日毎に貼り替える為,貼付開始時刻の設定は入浴等の時間の考慮が望ましい
②投与時
a)創傷面又は湿疹・皮膚炎等がみられる部位は避けて貼付
b)貼付部位の皮膚を拭い,清潔にしてから貼付.又貼付部位の水分は十分に取除く
c)貼付による皮膚刺激を避ける為,貼付箇所を毎回変更
③投与中:途中ではがれ落ちた場合は,直ちに新たな本剤を貼付.次の貼り替え予定時間には新たな本剤に貼替え
患者背景
〈合併・既往〉長期ステロイド療法を受けている患者(本剤投与によりステロイド減量の場合は,十分な管理下で徐々に) 〈肝〉肝機能異常発現のおそれ
〈妊婦〉有益のみ 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止 〈小児〉臨床試験は未実施
相互
〈併用注意〉
1)向精神薬(鎮静薬,催眠薬等),抗ヒスタミン薬:相互に作用増強(本剤の中枢神経抑制作用による)
2)アルコール:中枢神経系での副作用(主に眠気)を増強(本剤の中枢神経抑制作用による)
飲食物表
副作用
〈その他〉
1)皮膚(適用部位紅斑,適用部位瘙痒感,適用部位丘疹,適用部位色素沈着,適用部位発疹,適用部位皮膚炎)
2)精神神経(眠気,脱力感,頭痛・頭重感,頭がボーッとする,ふらつき)
3)肝臓(ALT・AST・LDH・γ-G