診療支援
薬剤

(合剤)グリチルリチン・グリシン・システイン配合剤
glycyrrhizin・glycine・cysteine
強力ネオミノファーゲンシー Stronger Neo-Minophagen C(ミノファーゲン)  3919・449
 静注:5・20mL/A(1mL中:グリチルリチン酸2mg,グリシン20mg,L-システイン塩酸塩1mg)
 P静注:20mL/A(同上) シリンジ:20・40mL/シリンジ(同上)
ネオファーゲン Neophagen(大塚工)
 静注:20mL/A
アミファーゲンP(20mL ケミックス),キョウミノチン(PL 原沢),グリファーゲン(20mL 日医工P),グルコリン配合(20mL 扶桑),ニチファーゲン(5・20mL 日新),ヒシファーゲン配合(20mL Kit20・40mL ニプロ),レミゲン(20mL 東和薬)

適応

1慢性肝疾患における肝機能異常の改善

2小児ストロフルス,湿疹・皮膚炎,蕁麻疹,皮膚瘙痒症,口内炎,フリクテン,薬疹・中毒疹

用法

11回40~60mL 1日1回(増減)静注・点滴静注 ►増量は1日100mLを限度 21回5~20mL 1日1回 静注(増減)

禁忌

1)過敏症

2)アルドステロン症ミオパチー低K血症(低K血症,高血圧症等を悪化)

注意

〈基本〉

①ショック等の発現を予測するため十分問診

②ショック発現時の救急処置を準備

③投与後,患者を安静状態に保たせ,十分観察

④甘草含有製剤との併用は,本剤含有のグリチルリチン酸が重複し,偽アルドステロン症が現れ易くなるため注意

〈適用上〉注射速度:静注は状態を観察しながらできるだけ投与速度を緩徐に 〈取扱上〉

①安定性を保持するため脱酸素剤を封入しているため,外袋は使用直前まで開封しない

②包装内に水滴が認められるものや内容液に着色,混濁又は結晶が認められる

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