診療支援
薬剤

ツロブテロール新様式
2259
tulobuterol
ホクナリン Hokunalin(ヴィアトリス)
 テープ:0.5・1・2mg/枚
ツロブテロール(0.5・1・2 各社)

適応

以下の疾患の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難等諸症状の寛解

1気管支喘息

2急性気管支炎

3慢性気管支炎

4肺気腫

注意気管支喘息治療における長期管理の基本は,吸入ステロイド剤等の抗炎症剤の使用であり,吸入ステロイド剤等により症状の改善が得られない場合,あるいは患者の重症度から吸入ステロイド剤等との併用による治療が適切と判断された場合にのみ,本剤と吸入ステロイド剤等を併用して使用

用法

1日1回2mg(小児0.5~3歳未満:0.5mg,3~9歳未満:1mg,9歳以上:2mg)を胸部,背部又は上腕部のいずれかに貼付

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉〔共通〕

➊用法・用量通り正しく使用しても効果が認められない場合(目安は1~2週間程度)は,本剤が適当でないと考えられるので,使用を中止する.なお,小児に使用する場合には,使用法を正しく指導し十分に観察

②用法・用量を超えて使用を続けた場合,不整脈,場合によっては心停止を起こすおそれがあるので,用法・用量を超えて使用しないように注意

134本剤の投与期間中に発現する急性発作に対しては,短時間作動型吸入β2刺激薬等の他の適切な薬剤を使用するよう患者,保護者等に注意喚起.その薬剤の使用量が増加したり,効果が十分でなくなってきた場合には,疾患の管理が十分でないことが考えられるので,速やかに医療機関を受診し治療を受けるよう患者,保護者等に注意喚起 1

➊吸入ステロイド剤等の抗炎症剤の代替薬ではないため,患者が本剤の使用により症状改善を感じた場合であっても,医師の指示なく吸入ステロイド剤等を減量又は中止し,本剤を単独で用いることのないよう,患者,保護者等に注意喚起

②短時間作動型吸入β2刺激薬等,急性発作を緩和するための薬剤の使用量が増加したり,効果が十分でなくなってきた場合には,生命を脅かす可能性があるので,吸入ステロイド剤等の増量等の抗炎症療法の強化を行う

〈適用上〉

➊貼付

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