適応
気管支喘息 注意投与開始前には,患者の喘息症状を比較的安定な状態にしておくこと.特に,喘息発作重積状態又は喘息の急激な悪化状態のときには原則として本剤は使用しない
用法
〔タービュヘイラー〕1回100~400μg 1日2回 吸入(増減) 1日最高投与量:1,600μg 小児1回100~200μg 1日2回 吸入(増減) 1日最高投与量:800μg.又,コントロール良好な場合は100μg1日1回まで減量可 吸0.5mgを1日2回又は1mgを1日1回 ネブライザーを用いて吸入(増減) 1日最高投与量:2mg 小児0.25mgを1日2回又は0.5mgを1日1回 ネブライザーを用いて吸入(増減) 1日最高投与量:1mg 注意
①症状寛解がみられた場合は,治療上必要最小限の用量で投与
➋吸ジェット式ネブライザーを使用
禁忌
1)有効な抗菌薬の存在しない感染症,深在性真菌症(症状増悪)
2)過敏症(接触性皮膚炎を含む)
注意
〈基本〉
①〔タービュヘイラー〕気管支拡張剤並びに全身性ステロイド剤のように既に起きている発作を速やかに軽減する薬剤ではないので,毎日規則正しく使用.尚,著明な改善効果は通常1~2週間以上の継続投与(吸投与開始から2~8日で認められ,最大効果は4~6週間の継続投与)で得られる
②投与期間中に発現する急性の発作に対しては,短時間作用性気管支拡張剤等の他の適切な薬剤を使用するよう患者に注意を与えること.また,その薬剤の使用量が増加したり,効果が十分でなくなってきた場合には,喘息の管理が十分でないことが考えられるので,可及的速やかに医療機関を受診し治療を求めるように患者に注意を与えると共に,そのような状態がみられた場合には,生命を脅かす可能性があるので,本剤の増量あるいは気管支拡張剤・全身性ステロイド剤を短期間併用し,症状の軽減に合わせて併用薬剤を徐々に減量すること.
③感染を伴う喘息症状