診療支援
薬剤

無水カフェイン新様式E
225
anhydrous caffeine
レスピア Respia(ノーベル)
 静注・経口液:60mg(カフェインクエン酸塩として)(無水カフェインとして30mg)/3mL/V

適応

早産・低出生体重児における原発性無呼吸(未熟児無呼吸発作) 注意本剤は,原発性無呼吸に対する治療薬であるので,本剤投与前に二次性無呼吸の除外診断を行う.二次性無呼吸を呈する患児には,原疾患に応じ適切な処置を行う

用法

〔初回投与〕カフェインクエン酸塩として20mg/kg(本剤1mL/kg)を30分かけて静脈内投与 〔維持投与〕初回投与から24時間後以降に,カフェインクエン酸塩として5mg/kg(本剤0.25mL/kg)を1日1回,10分かけて静脈内投与,又は経口投与する.尚,症状に応じて,10mg/kg(本剤0.5mL/kg)まで増量可 注意早産・低出生体重児では,カフェインのクリアランスは,体重,生後日齢による影響が報告→臨床症状に応じて投与量を調節が望ましい

禁忌

1)過敏症(本剤,メチルキサンチン系化合物)

2)壊死性腸炎又はその疑いのある患児(壊死性腸炎が悪化又は発症)

注意

〈基本〉

①本剤以外のメチルキサンチン系薬剤との同時投与回避(カフェイン及び他のメチルキサンチン系薬剤の血中濃度上昇)

②メチルキサンチン系薬剤から本剤の治療への切り替えにより,メチルキサンチン系薬剤の血中濃度上昇→注意

③外国で血中カフェイン濃度が50mg/Lを超えると重篤な副作用発現の報告→副作用発現が疑われる場合,慎重投与に該当する場合等には,血中カフェイン濃度測定を考慮

〈適用上〉

①調製時

a)開封後はできるだけ速やかに使用.使用後の残液は,細菌汚染のおそれがあるので使用禁(保存剤を含有していない)

b)必要に応じ,使用直前に注射用水,生食液,ブドウ糖液等で,適宜希釈

c)次の薬剤と配合禁忌:フロセミド注射液,注射用ピペラシリンナトリウム,注射用バンコマイシン

d)使用時に変色或いは混濁を生じている場合には使用禁

②投与経路:静脈内投与又は経口投与

〈その他〉胎児期若しくは新生児期にカフェインを投与されたラットでは

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