診療支援
薬剤

ルビプロストン新様式
2399
lubiprostone
アミティーザ Amitiza(ヴィアトリス)
 カプセル:12・24μg

適応

慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く) 注意症候性の慢性便秘症患者を対象に有効性及び安全性を評価する臨床試験は未実施

用法

1回24μg 1日2回 朝・夕食後(適減) 注意

①中等度又は重度の肝機能障害(Child-Pugh分類クラスB又はC)患者では,1日1回24μgから開始等,慎重に投与

②重度の腎機能障害患者では,患者状態や症状により1日1回24μgから開始等,慎重に投与

禁忌

1)腫瘍,ヘルニア等による腸閉塞が確認又は疑い(腸閉塞を悪化)

2)過敏症

3)妊婦・妊娠

注意

〈基本〉

①治療により継続的な症状の改善が得られた場合,又は副作用が認められた場合は,症状に応じて減量,休薬又は中止を考慮し,漫然と継続投与することのないよう注意

➋動物で胎児喪失が報告されている為,妊娠する可能性のある女性に投与する場合は妊娠検査を行うなど妊娠中でないことを確認.又,妊娠に及ぼす危険性について患者に説明し,服薬中は避妊させる.尚,投与中に妊娠が確認された場合又は疑われた場合は,直ちに医師に連絡するよう指導

患者背景

〈腎〉重度の腎機能障害(本剤又は活性代謝物の血中濃度上昇) 〈肝〉中等度又は重度の肝機能障害(本剤又は活性代謝物の血中濃度上昇)

〈妊婦〉禁忌(動物で胎児移行.又,胎児喪失が報告) 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(動物で乳汁中移行する報告) 〈小児〉臨床試験は未実施

副作用

〈その他〉

1)血液及びリンパ系障害(貧血)

2)免疫系障害(気道過敏症)

3)代謝及び栄養障害(食欲減退)

4)神経系障害(頭痛,浮動性めまい,体位性めまい,感覚鈍麻,傾眠,失神)

5)耳及び迷路障害(回転性めまい)

6)心臓障害(動悸,頻脈)

7)血管障害(ほてり,低血圧)

8)呼吸器,胸郭及び縦隔障害(呼吸困難.咳嗽)

9)胃腸障害(下痢悪心腹痛,腹部不快感,腹部膨満,嘔吐,消化不良,排便回数増加,出血性胃炎,痔核,逆流性食

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?