診療支援
薬剤

メサラジン新様式
2399
mesalazine
リアルダ Lialda(持田)
 :1,200mg

適応

潰瘍性大腸炎(重症を除く)

用法

1日1回2,400mg 食後 活動期は,1日1回4,800mg 食後(適減) 注意

①1日4,800mgを投与する場合は,投与開始8週間を目安に有効性を評価し,漫然と継続しない

②メサラジン注腸剤又は坐剤と併用する場合は,メサラジンとしての総投与量が増加することを考慮し,特に肝又は腎機能の低下している患者並びに高齢者等への投与に際しては適宜減量等注意.併用時に異常が認められた場合は,減量又は中止等処置

禁忌

1)過敏症

2)過敏症(サリチル酸塩類)(交叉アレルギー)

3)重篤な腎障害

4)重篤な肝障害

注意

〈基本〉

①間質性腎炎,ネフローゼ症候群,腎不全が報告→投与中は腎機能を検査等観察

②肝機能障害,肝炎,黄疸が報告→投与中はAST,ALT等の肝機能をモニター等観察

③再生不良性貧血,汎血球減少症,無顆粒球症,白血球減少症,好中球減少症,血小板減少症が現れる為,投与期間中は血液検査等観察

④膵炎が現れる為,投与期間中は血清アミラーゼの検査等観察

⑤過敏症状(発熱,腹痛,下痢,好酸球増多等)が発現することがあり,又,潰瘍性大腸炎が悪化する為,異常が認められた場合は,減量又は中止等処置

〈適用上〉

①吸湿により溶出性に影響を及ぼすため一包化×

②乳鉢による粉砕×

➌放出制御製剤であり,噛まずに服用

④便中に錠剤が認められることがある

⑤尿中のメサラジン又はその代謝物は,排尿後,次亜塩素酸塩を含有する漂白剤と接触することにより変色することがある

患者背景

〈合併・既往〉サラゾスルファピリジンに過敏症の既往歴(腹部の痙攣,腹痛,発熱,重症な頭痛又は発疹のような急性の過敏症の症状が現れた場合は,投与を中止) 〈腎〉

①重篤な腎障害:禁忌(腎障害が更に悪化)

②腎機能低下(排泄が遅延し,副作用が発現.中等度から重度の腎障害患者は臨床試験では除外)

〈肝〉

①重篤な肝障害:禁忌(肝障害が更に悪化)

②肝

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?