適応
点1中等症から重症の潰瘍性大腸炎の治療及び維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る) 2中等症から重症の活動期クローン病の治療及び維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る) ペンシリ1中等症から重症の潰瘍性大腸炎の維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る) 2中等症から重症の活動期クローン病の維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る) 注意
1)〔潰瘍性大腸炎〕過去の治療において,他の薬物療法(ステロイド,アザチオプリン等)等の適切な治療を行っても,疾患に起因する明らかな臨床症状が残り,本剤が適切と判断した場合に投与
2)〔クローン病〕過去の治療において,栄養療法,他の薬物療法(ステロイド,アザチオプリン等)等の適切な治療を行っても,疾患に起因する明らかな臨床症状が残り,本剤が適切と判断した場合に投与
3)ペンシリ点滴静注製剤投与後に治療反応が認められた場合に投与
用法
点1回300mgを点滴静注.初回投与後,2週,6週に投与し,以降8週間隔 ペンシリ1回108mgを2週間隔で皮下注 注意
①他の免疫抑制作用を有する生物製剤の併用について臨床試験は実施していない為,併用を避ける
②点3回投与しても治療反応が得られない場合,治療法を再考
③ペンシリ点滴静注製剤を2回以上投与し治療反応が認められた場合に,点滴静注製剤の次の投与予定日から切り替えて投与を開始(点滴静注製剤の電子添文の用法及び用量を参照)
!警告
1)肺炎,敗血症,結核等の重篤な感染症が報告されていること及び疾病を完治させる薬剤でないことを患者に十分説明し,患者が理解したことを確認した上で,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与.又,投与において,重篤な副作用が現れることがある為,緊急時の対応が十分可能な医療施設及び医師の管理指導のもとで使用し,投与後に副作用が発現した場合には,主治医に連絡するよう患者に