適応
1うっ血性心不全
2高ビリルビン血症(閉塞性黄疸を除く)における肝機能の改善
3ミトコンドリア脳筋症・乳酸アシドーシス・脳卒中様発作(MELAS)症候群における脳卒中様発作の抑制
注意MELAS症候群における脳卒中様発作の抑制においては,臨床試験に組み入れられた患者のミトコンドリア遺伝子の変異型について,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,本剤の有効性及び安全性を理解した上で,適応患者の選択
用法
12タウリンとして,1回1g 1日3回 食後 尚,うっ血性心不全に用いる場合,本剤は強心利尿剤で十分な効果が認められないときに,それと併用 3タウリンとして,1回量(15kg未満:1g,15kg以上25kg未満:2g,25kg以上40kg未満:3g,40kg以上:4g) 1日3回 食後
注意
〈小児〉MELAS症候群における脳卒中様発作の抑制においては,新生児,乳児,幼児及び13歳以下の小児における有効性及び安全性は未確立(使用経験ない).一般に新生児及び2歳未満の乳児においては体表面積あたりのGFRが低いことから排泄されずに血中濃度が上昇 〈高齢〉減量等注意
慎重
〔MELAS症候群における脳卒中様発作の抑制〕腎機能障害(血中濃度上昇)
副作用
〈その他〉〔高ビリルビン血症(閉塞性黄疸を除く)における肝機能の改善,うっ血性心不全〕
1)消化器(悪心,下痢,腹部不快感,便秘,軟便,食欲減退)
2)過敏症(発疹)
3)その他(脱力感)
〔MELAS症候群における脳卒中様発作の抑制〕
1)精神神経(不眠症)
2)消化器(口内炎,便秘,下痢,胃食道逆流性疾患,裂孔ヘルニア,胃腸炎,食欲減退)
3)その他(頻尿,四肢痛,γ-GTP増加,血中CK増加)
動態
Tmax:約1時間 T1/2:約2時間 代謝・排泄:一部分イセチオン酸等へ代謝分解を受け,又一部は胆汁酸抱合体として胆汁中に排泄されるが,かなりの部分はそのままの形で