適応
高コレステロール血症,家族性高コレステロール血症 注意
1)適用前に検査を実施し,高コレステロール血症であることを確認した上で適用考慮.その際,LDL-C値を確認が望ましい.LDL-C値は,TG値が400mg/dL以下のときは次式より求めることができる〔LDL-C=総コレステロール-(TG/5+HDL-C)〕.又,TG値が400mg/dLを超える場合は超遠沈法等により測定(TGが極端な高値を示す例の中には,総コレステロールが高値を示してもLDL-Cは正常値を示す場合がある).尚,本剤は家族性高コレステロール血症ホモ接合体のLDL受容体完全欠損例では効果は期待できない
2)糖尿病,甲状腺機能低下症,ネフローゼ症候群等の疾患の合併,血清脂質に悪影響を与える薬剤の服用,アルコール多飲等の二次的要因により高脂血症を呈している場合は原疾患の治療,薬剤の切替,アルコール摂取の制限等を可能な限り実施した