適応
2型糖尿病 注意適用は,予め糖尿病治療の基本である食事療法,運動療法を十分に行った上で効果が不十分な場合に限り考慮
用法
0.75mgを週に1回,皮下注 注意
①本剤は週1回投与する薬剤であり,同一曜日に投与
②投与を忘れた場合は,次回投与までの期間が3日間(72時間)以上であれば,気づいた時点で直ちに投与し,その後は予め定めた曜日に投与.次回投与までの期間が3日間(72時間)未満であれば投与せず,次の予め定めた曜日に投与.尚,週1回投与の曜日を変更する必要がある場合は,前回投与から少なくとも3日間(72時間)以上間隔を空ける
禁忌
1)過敏症
2)糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡又は前昏睡,1型糖尿病(インスリン製剤による速やかな治療が必須→投与すべきでない)
3)重症感染症,手術等の緊急時(インスリン製剤による血糖管理が望まれる→投与は適さない)
注意
〈基本〉
①インスリンの代替薬ではない.投与に際し,患者のインスリン依存状態を確認し,投与の可否を判断.類薬で,インスリン依存状態の患者で,インスリンからGLP-1受容体作動薬に切り替え,急激な高血糖及び糖尿病性ケトアシドーシスが発現した症例が報告
②投与する場合は,血糖,尿糖を定期的に検査し,薬剤の効果を確かめ,3~4カ月間投与して効果が不十分な場合には,より適切と考えられる治療への変更を考慮
③持続性製剤であり,中止後も効果が持続する可能性がある為,血糖値の変動や副作用予防,副作用発現時の処置について十分留意
➍使用にあたっては,低血糖症状及びその対処方法について十分に説明
➎低血糖あり→運転注意
➏急性膵炎が発現することあり→急性膵炎の初期症状(嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛等)発現の際は,使用を中止し,速やかに医師の診断を受けるよう指導
⑦胃腸障害が発現→急性膵炎の可能性を考慮し,必要に応じて画像検査等による原因精査を考慮等慎重に対応
⑧胆