診療支援
薬剤

デュラグルチド(遺伝子組換え)新様式H運転△
2499
dulaglutide(genetical recombination)
トルリシティ アテオス Trulicity Ateos(イーライリリー)
 皮下注:0.75mg/0.5mL/キット

適応

2型糖尿病 注意適用は,予め糖尿病治療の基本である食事療法,運動療法を十分に行った上で効果が不十分な場合に限り考慮

用法

0.75mgを週に1回,皮下注 注意

①本剤は週1回投与する薬剤であり,同一曜日に投与

②投与を忘れた場合は,次回投与までの期間が3日間(72時間)以上であれば,気づいた時点で直ちに投与し,その後は予め定めた曜日に投与.次回投与までの期間が3日間(72時間)未満であれば投与せず,次の予め定めた曜日に投与.尚,週1回投与の曜日を変更する必要がある場合は,前回投与から少なくとも3日間(72時間)以上間隔を空ける

禁忌

1)過敏症

2)糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡又は前昏睡,1型糖尿病(インスリン製剤による速やかな治療が必須→投与すべきでない)

3)重症感染症,手術等の緊急時(インスリン製剤による血糖管理が望まれる→投与は適さない)

注意

〈基本〉

①インスリンの代替薬ではない.投与に際し,患者のインスリン依存状態を確認し,投与の可否を判断.類薬で,インスリン依存状態の患者で,インスリンからGLP-1受容体作動薬に切り替え,急激な高血糖及び糖尿病性ケトアシドーシスが発現した症例が報告

②投与する場合は,血糖,尿糖を定期的に検査し,薬剤の効果を確かめ,3~4カ月間投与して効果が不十分な場合には,より適切と考えられる治療への変更を考慮

③持続性製剤であり,中止後も効果が持続する可能性がある為,血糖値の変動や副作用予防,副作用発現時の処置について十分留意

➍使用にあたっては,低血糖症状及びその対処方法について十分に説明

➎低血糖あり→運転注意

➏急性膵炎が発現することあり→急性膵炎の初期症状(嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛等)発現の際は,使用を中止し,速やかに医師の診断を受けるよう指導

⑦胃腸障害が発現→急性膵炎の可能性を考慮し,必要に応じて画像検査等による原因精査を考慮等慎重に対応

⑧胆

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