診療支援
薬剤

ルセオグリフロジン水和物新様式H運転△
3969
luseogliflozin hydrate
ルセフィ Lusefi(大正)
 :2.5・5mg(ルセオグリフロジンとして)
 ODフィルム:2.5mg(ルセオグリフロジンとして)

適応

2型糖尿病 注意

1)2型糖尿病と診断された患者に対してのみ使用し,1型糖尿病には投与禁

2)適用は予め糖尿病治療の基本である食事療法,運動療法を十分に行った上で効果が不十分な場合に限り考慮

3)重度の腎機能障害又は透析中の末期腎不全では本剤の効果が期待できない→投与禁

4)中等度の腎機能障害では本剤の効果が十分に得られない可能性→投与の必要性を慎重に判断

用法

2.5mg1日1回朝食前又は朝食後 尚,効果不十分な場合には,経過を十分に観察しながら5mg1日1回に増量可

禁忌

1)重症ケトーシス,糖尿病性昏睡又は前昏睡(輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となる→投与不適)

2)重症感染症,手術前後,重篤な外傷(インスリン注射による血糖管理が望まれる→投与不適)

3)過敏症

注意

〈基本〉

➊患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明

②投与中は,血糖値等を定期的に検査し,薬剤の効果を確かめ,3カ月投与しても効果が不十分な際は,より適切な治療法への変更を考慮

③投与により,血清クレアチニンの上昇又はeGFRの低下あり→腎機能を定期的に検査すると共に,腎機能障害患者における治療にあたっては経過を十分に観察

➍尿路感染及び性器感染を起こし,腎盂腎炎,外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽),敗血症等の重篤な感染症に至ることがあり→十分な観察等尿路感染及び性器感染の発症に注意し,発症の際は処置と共に,休薬等を考慮.尿路感染及び性器感染の症状及びその対処方法について患者に説明

⑤本剤の利尿作用により多尿・頻尿がみられることあり.又,体液量が減少することがあり→適度な水分補給を行うよう指導し,観察を十分に.脱水,血圧低下等の異常の際は,休薬や補液等処置.特に体液量減少を起こし易い患者(高齢者や利尿剤併用患者等)は,脱水や糖尿病性ケトアシドーシス,高浸透圧高血糖症候群,脳梗塞を含む血栓

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