適応
2型糖尿病を合併する慢性腎臓病.但し末期腎不全又は透析施行中の患者を除く 注意
1)ACE阻害薬又はATⅡ受容体拮抗薬による治療が適さない場合を除き,当該薬剤が投与されている患者に投与
2)eGFR低下がある.eGFRが25mL/分/1.73m2未満の患者にはリスクとベネフィットを考慮の上,投与の適否を慎重に判断
3)日本人部分集団では,国際共同第Ⅲ相試験(試験16244)の主要評価項目の腎複合エンドポイントにおいて,本剤のプラセボに対するハザード比は0.911.一方で国際共同第Ⅲ相試験(試験16244)の主要評価項目の構成要素の腎不全及び国際共同第Ⅲ相試験(試験17530)の副次評価項目の腎複合エンドポイントにおいては,本剤のプラセボに対するハザード比が1を上回った.試験の対象となった全体集団と比べて日本人では本剤の腎不全への進展抑制効果が弱い可能性がある
4)添付文書「17.臨床成績」の項