診療支援
薬剤

エストラジオール新様式
2473
estradiol
ジュリナ Julina(バイエル)
 :0.5mg

適応

1更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う次の症状:血管運動神経症状(hot flush及び発汗),腟萎縮症状

2閉経後骨粗鬆症

3生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整

4凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期

注意34妊娠率や生産率の報告を踏まえると,本剤を含む卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤の併用で調節卵巣刺激の開始時期の調整又はホルモン補充周期で凍結融解胚移植を行った場合は,開始時期の調整を行わない場合又は自然排卵周期で凍結融解胚移植を行った場合と比べて,妊娠率や生産率が低下する可能性あり→患者に説明した上で,本剤の投与の要否は,患者ごとに治療上の必要性及び危険性を考慮して慎重に判断

用法

11日1回0.5mg ►増量の際は1日1回1.0mg可 21日1回1.0mg 31日1回0.5又は1.0mgを21~28日間 ►投与期間の後半に黄体ホルモン剤を併用 41日0.5~4.5mg(2.0mg/回を超えない) ►子宮内膜の十分な肥厚が得られた時点で,黄体ホルモン剤の併用を開始して,妊娠8週まで本剤の投与を継続 注意

12

a)子宮を有する女性に投与する場合は,子宮内膜癌予防の見地から黄体ホルモンの併用が原則

b)他のホルモン補充療法から本剤に切り替える場合,周期的投与法では治療周期の最終日以降,又逐次的投与法では休薬の後,投与を開始

2投与後6カ月~1年後に骨密度を測定し,効果が認められない場合には中止し,他の療法を考慮

4本剤の妊娠成立後の投与期間は,本剤投与により予想されるリスクと患者の状態を考慮して慎重に判断し,漫然と投与を継続せず,最長妊娠10週を超えない

禁忌

1)エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば乳癌,子宮内膜癌)及びその疑い(腫瘍の悪化或いは顕性化)

2)未治療の子宮内膜増殖症(細胞異型を伴う場合あり)

3)乳癌の既往(再発)

4)血栓性静脈炎や肺塞栓症,又はその既往(エストロ

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