診療支援
薬剤

エストラジオール新様式
2473
estradiol
ル・エストロジェル l´estrogel(富士製)
 ゲル:0.06%〔0.54mg/1プッシュ(0.9g)〕 80g/ボトル

適応

1更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状(hot flush及び発汗)

2生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整

3凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期

注意23妊娠率や生産率の報告を踏まえると,本剤を含む卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤の併用で調節卵巣刺激の開始時期の調整又はホルモン補充周期で凍結融解胚移植を行った場合は,開始時期の調整を行わない場合又は自然排卵周期で凍結融解胚移植を行った場合と比べて,妊娠率や生産率が低下する可能性あり→患者に説明した上で,本剤の投与の要否は,患者ごとに治療上の必要性及び危険性を考慮して慎重に判断

用法

11日1回2プッシュ(1.8g,エストラジオールとして1.08mg含有)を両腕の手首から肩までの広い範囲に塗擦(適減) ►減量する場合は,1プッシュ(0.9g,エストラジオールとして0.54mg含有)を両腕の手首から肩までの広い範囲に塗擦 21日1回1又は2プッシュ(0.9又は1.8g,エストラジオールとして0.54又は1.08mg含有)を21~28日間,両腕の手首から肩までの広い範囲に塗擦し,投与期間の後半に黄体ホルモン剤を併用 31日1回2~10プッシュ(1.8~9.0g,エストラジオールとして1.08~5.40mg含有)を両腕の手首から肩,腹部.大腿部及び腰部までの広い範囲に塗擦し,子宮内膜の十分な肥厚が得られた時点で,黄体ホルモン剤の併用を開始して,妊娠8週まで本剤の投与を継続 注意3本剤の妊娠成立後の投与期間は,本剤投与より予想されるリスクと患者の状態を考慮して慎重に判断し,漫然と投与を継続せず,最長妊娠10週を超えない

禁忌

1)エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば乳癌,子宮内膜癌)及びその疑い(腫瘍の悪化或いは顕性化を促す)

2)乳癌の既往

3)未治療の子宮内膜増殖症(細胞異型を伴う場合あり)

4)血栓性静脈炎や肺塞栓症,

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