診療支援
薬剤

オクトレオチド酢酸塩新様式E
2499
octreotide acetate(SAS)
サンドスタチン Sandostatin(ノバルティス)
 皮下注:50・100μg(オクトレオチドとして)/1mL/A
AGオクトレオチド酢酸塩「サンド」(50・100μg サンド),オクトレオチド(50・100μg 各社)

適応

1以下の疾患に伴う諸症状の改善:消化管ホルモン産生腫瘍(VIP産生腫瘍,カルチノイド症候群の特徴を示すカルチノイド腫瘍,ガストリン産生腫瘍)

2以下の疾患における成長ホルモン,ソマトメジン-C分泌過剰状態及び諸症状の改善:先端巨大症,下垂体性巨人症(外科的処置,他剤による治療で効果が不十分な場合又は施行が困難な場合)

3進行・再発癌患者の緩和医療における消化管閉塞に伴う消化器症状の改善 

4先天性高インスリン血症に伴う低血糖(他剤による治療で効果が不十分な場合)

注意2下垂体性巨人症については,脳性巨人症や染色体異常など他の原因による高身長例を鑑別し,下垂体性病変に由来するものであることを十分に確認 4ジアゾキシドによる治療で効果が不十分な場合に本剤の投与を検討すること.重症低血糖によって引き起こされる中枢神経症状に対する有効性は認められていない

用法

121日量100又は150μgより投与開始.効果不十分な場合は1日量300μgまで漸増し,分2~3 皮下注(増減) 31日量300μg 24時間持続皮下注(増減) 41日量5μg/kgを3~4回に分けて皮下投与又は24時間持続皮下投与(増減),最大投与量は1日量25μg/kgまで 注意3

①本剤の増量と効果の増強の関係は未確立

②継続投与する際は患者の病態の観察を十分行い,7日間毎を目安として投与継続の可否について慎重に検討

4患者の低血糖状態の重症度,血糖値及び臨床症状に基づき,最も少ない用量で効果が認められるよう,個別に調整.増量の際には観察を十分に行いながら慎重に

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉〔効能共通〕

①投与中,インスリン,グルカゴン及び成長ホルモン等互いに拮抗的に調節作用をもつホルモン間のバランスの変化による一過性の低又は高血糖を伴うことあり→投与開始時及び低又は高血糖のための投与量変更では患者を十分に観察

②胆石の形成又は胆石症の悪化(

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