適応
骨粗鬆症 注意
1)適用にあたっては,日本骨代謝学会の診断基準等を参考に,骨粗鬆症との診断が確定している患者を対象
2)男性患者における安全性及び有効性は未確立
用法
1日1回0.75μg但し,症状により適宜1日1回0.5μgに減量 注意血清Ca値を定期的に測定し,高Ca血症を起こした場合には,直ちに休薬.休薬後は,血清Ca値が正常域まで回復した後に,1日1回0.5μgで投与を再開.尚,本剤1日1回0.5μg投与による骨折予防効果は未確立なため,漫然と投与を継続せず,状態に応じ,1日1回0.75μgへの増量又は他剤による治療への変更を考慮
禁忌
妊婦・妊娠授乳婦
注意
〈基本〉
①動物で催奇形性作用が報告→妊娠する可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与.やむを得ない場合は,問診及び妊娠検査により妊娠していないことを確認.胎児に悪影響を及ぼす可能性を十分に説明し,投与期間中は適切な避妊を行わせる
②投与中は血清Ca値を定期的(3~6カ月に1回程度)に測定し,異常の際は直ちに休薬し,適切な処置.腎機能障害,悪性腫瘍,原発性副甲状腺機能亢進症等の高Ca血症の恐れのある患者では,投与初期に頻回に血清Ca値を測定等,特に注意
③尿路結石及びその既往歴等→尿中Ca値を定期的に測定し,高Ca尿症が認められた場合は休薬或いは減量等処置
④高Ca血症に関連する症状(倦怠感,いらいら感,嘔気,口渇感等)の発現の際は,血清Ca値を測定等慎重に経過観察
〈適用上〉
➊瓶入り包装品を分包する場合,服用時以外薬袋から薬を出さないよう,及び直接光の当たる場所に薬を置かないよう指導
患者背景
〈合併・既往〉
①高Ca血症のおそれのある患者(悪性腫瘍のある患者,原発性副甲状腺機能亢進症の患者等)(血清Ca値を更に上昇)
②尿路結石及びその既往歴
〈腎〉血清Ca値を更に上昇 〈肝〉重度の肝機能障害(臨床試