適応
骨粗鬆症 注意日本骨代謝学会の診断基準等を参考に,骨粗鬆症との診断が確定している患者を対象
用法
〔1mg〕1回1mg 1日1回起床時 〔50mg〕1回50mg 4週間に1回起床時 ►十分量(約180mL)の水(又はぬるま湯)と共に経口投与 ►服用後少なくとも30分は横にならず,飲食(水を除く)並びに他の薬剤の経口摂取も回避 注意
➊水(又はぬるま湯)で服用.水以外の飲料(Ca,Mg等の含量の特に高いミネラルウォーターを含む),食物及び他の薬剤と一緒に服用すると,吸収を妨害→起床後,最初の飲食前に服用し,かつ服用後少なくとも30分は水以外の飲食を回避
➋食道及び局所への副作用の可能性を低下させるため,速やかに胃内へと到達させることが重要.以下の事項に注意
a)口腔咽頭刺激の可能性→噛んだり又は口中で溶かしたりしない
b)十分量(約180mL)の水(又はぬるま湯)と共に服用し,服用後30分は横たわらない
c)就寝時又は起床前に服用しない
➌〔50mg〕4週に1回服用する薬剤であるため,飲み忘れないように注意.服用を忘れた場合は,翌日に1錠服用
禁忌
1)食道狭窄又はアカラシア(食道弛緩不能症)等の食道通過を遅延させる障害(本剤の食道通過が遅延により,食道局所における副作用発現の危険性が高くなる)
2)服用時に上体を30分以上起こしていることのできない患者
3)過敏症(本剤,他のビスホスホネート系薬剤)
4)低Ca血症(血清Ca値が低下し症状が悪化)
5)妊婦・妊娠
注意
〈基本〉
➊上部消化管に関する副作用が報告→症状出現時は,服用を中止して診察を受けるよう指導
②血清Ca値が低下する可能性があるため,血清Caの変動に注意し,必要に応じてCa又はビタミンDを補給.但し,Ca補給剤及びCa,Al,Mg含有製剤は,本剤の吸収を妨害→服用時刻を変えて服用
➌ビスホスホネート系薬剤で治療を受けている患者において,顎骨