セファクロル新様式

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cefaclor(CCL)

ケフラール Kefral(共和)

　カプセル：250mg　細粒(小児用)：10％　100mg/g(1g/包)

セファクロル(カ250　細10％ 各社，細20％ 日医工)

適応

〈適応菌種〉本剤に感性のブドウ球菌属，レンサ球菌属，肺炎球菌，大腸菌，クレブシエラ属，プロテウス・ミラビリス，インフルエンザ菌　〈適応症〉表在性皮膚感染症，深在性皮膚感染症，リンパ管・リンパ節炎，慢性膿皮症，外傷・熱傷及び手術創等の二次感染，乳腺炎，咽頭・喉頭炎，扁桃炎，急性気管支炎，肺炎，慢性呼吸器病変の二次感染，膀胱炎，腎盂腎炎，麦粒腫，中耳炎，歯周組織炎，歯冠周囲炎，顎炎，猩紅熱　注意咽頭・喉頭炎，扁桃炎，急性気管支炎，中耳炎への使用にあたっては，「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し，抗菌薬投与の必要性を判断した上で，本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること

用法

〔成人及び体重20kg以上の小児〕1日750mg　分3(増減)　〔重症や分離菌の感受性が低い例〕1日1,500mg　分3　小児体重20kg以下：細1日20～40mg/kg　分3(増減)　►風味図

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉

①ショックの恐れ→十分な問診

②使用にあたり耐性菌の発現等を防ぐため，原則として感受性を確認し，疾病の治療上必要な最小限の期間の投与に留める

③急性腎障害等の重篤な腎障害が発現→定期的に腎機能検査

〈検査〉

①テステープ反応を除くベネディクト試薬，フェーリング試薬，クリニテストによる尿糖検査で偽陽性あり

②直接クームス試験陽性あり

〈適用上〉

➊細牛乳・ジュースに懸濁したまま放置しない

患者背景

〈合併・既往〉

①セフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴：不可(やむを得ない場合を除く)(ただし，本剤に対し過敏症の既往歴には禁忌)

②ペニシリン系薬剤に過敏症の既往歴

③本人又は両親，兄弟に気管支喘息，発疹，蕁麻疹等のアレルギー症状を起こし易い体質

④経口摂取不良又は非経口栄養，全身状態の悪い患者(VK欠乏症状出現)

〈腎〉高度の腎障害(血中濃度持続)→減量又は投与間隔をあける

〈妊婦〉カ妊B1有益のみ　〈授乳婦〉カ有益性

初出:治療薬マニュアル2024 発行:2024年1月

収載:医学書院 医療情報サービス（2024年5月17日　掲-ID：yak_00000-00_a047b001c001d002e002z0003）