適応
〈適応菌種〉本剤に感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,腸球菌属,モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス,大腸菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,セラチア属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,インフルエンザ菌,緑膿菌,レジオネラ・ニューモフィラ,ペプトストレプトコッカス属,プレボテラ属,ポルフィロモナス属,フソバクテリウム属,トラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス),肺炎クラミジア(クラミジア・ニューモニエ),肺炎マイコプラズマ(マイコプラズマ・ニューモニエ) 〈適応症〉
1咽頭・喉頭炎,扁桃炎(扁桃周囲炎,扁桃周囲膿瘍を含む),急性気管支炎,肺炎,慢性呼吸器病変の二次感染
2膀胱炎,腎盂腎炎,尿道炎
3子宮頸管炎
4中耳炎,副鼻腔炎
5歯周組織炎,歯冠周囲炎,顎炎
注意
1)下痢,軟便が高頻度に→使用に際しては,リスクとベネフィットを考慮
2)咽頭・喉頭炎,扁桃炎(扁桃周囲炎,扁桃周囲膿瘍を含む),急性気管支炎,副鼻腔炎への使用にあたっては,「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し,抗菌薬投与の必要性を判断した上で,本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること
用法
1回50mg1日2回又は1回100mg1日1回 経口 ►効果不十分と思われる症例には,1回100mg1日2回投与可 注意腎機能低下では,血中濃度上昇→投与量,投与間隔を調節.体重60kgとした場合の目安は以下
①50≦Ccr,50mg1日2回又は100mg1日1回
②30≦Ccr<50,50mg1日1回
③10≦Ccr<30,1回50mgを48時間以上の間隔毎
禁忌
1)過敏症(本剤,キノロン系抗菌薬)
2)妊婦・妊娠
3)小児等
注意
〈基本〉
①耐性菌の発現等を防ぐため,原則として感受性を確認し,疾病の治療上必要な最小限の期間の投与に留める
➋大動脈瘤,大動脈解離を引き起こすことがあるので,観察を十