診療支援
薬剤

アムホテリシンB新様式E
6173
amphotericin B(AMPH)
ファンギゾン Fungizone(クリニジェン)
 シロップ:100mg/mL(24mL/V) :50mg/V
ハリゾン( 100mg/mL 富士製)

適応

消化管におけるカンジダ異常増殖 〈有効菌種〉アスペルギルス,カンジダ,ムコール,クリプトコックス,ブラストマイセス,ヒストプラズマ,コクシジオイデス,ホルモデンドラム,ヒアロホーラ,ホルミシチウム 〈適応症〉上記真菌による深在性感染症 注意毒性が非常に強いため深在性の重篤な疾患にのみ適用

用法

小児1回50~100mg 1日2~4回 ►風味‍ 

静注:1日0.25mg/kgから開始して漸増し,1日0.5mg/kgを点滴静注.最高量:1日1mg/kg又は隔日1.5mg/kg.副作用発現で投与困難な場合:初回量1日1mgから漸増し,1日総量50mgまでを連日又は隔日に1回点滴静注 ►点滴静注は3~6時間以上かけて徐々に行う 〔溶解法〕

a)1V(50mg)中に注射用水又は5%ブドウ糖液10mLを加えて溶解し,透明になるまでゆっくり振り混ぜる

b)この溶液(5mg/mL)を更に5%ブドウ糖液で500mL以上に希釈(0.1mg/mL以下の濃度)して使用

気管内注入:初回1日1mg又は5~10mgから漸増し,1日10~20mgを隔日1回気管内注入 〔溶解法〕

a)1V(50mg)を注射用水10mLに溶解

b)その0.2~4mL(1~20mg)を更に注射用水約10mLに希釈(0.1~2mg/mL)して使用

胸膜内注入:初回1日1mgから漸増し,5~20mgを週1~3回,胸水排除後に胸腔内に注入 〔溶解法〕②と同じ

髄腔内注入:1回0.25~1mgを採取髄液量を超えない液量で漸増法により1日1回隔日又は3日毎に徐々に注入 〔溶解法〕

a)1V(50mg)を注射用水10mLに溶解

b)その0.2~4mL(1~20mg)を更に注射用水20~30mLに希釈して使用

膀胱内注入:1回15~20mg 1日1~2回.膀胱内の尿を排除し,尿道カテーテルを通して直接注入 ►注入後薬剤を1時間以上(できれば

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