適応
1後天性免疫不全症候群(エイズ)患者のサイトメガロウイルス(CMV)網膜炎
2造血幹細胞移植患者のCMV血症及びCMV感染症
3造血幹細胞移植後のヒトヘルペスウイルス6脳炎
注意
1)先天性又は新生児CMV感染症を効能・効果としていない
2)CMV感染が確認された患者で治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与
3)2において,他剤の治療効果が不十分又は忍容性に問題があると考えられる場合に投与
4)CMV非感染者に感染予防の目的で使用しない
5)1において,重篤な副作用が報告されていること及び本剤ではCMV網膜炎を完治できないことを念頭におき,患者の精神面も含めて治療の要否を慎重に検討
用法
〔1,造血幹細胞移植患者におけるCMV感染症〕
①初期:1回60mg/kg 1時間以上かけて8時間毎に1日3回 又,1回90mg/kg 2時間以上かけて12時間毎に1日2回点滴静注.初期療法は2~3週間以