ドルテグラビルナトリウム《テビケイ》 | 医学書院

適応

HIV感染症　注意患者の治療歴及び可能な場合には薬剤耐性検査(遺伝子型解析あるいは表現型解析)を参考に

用法

以下の用法・用量で経口投与．食事の有無にかかわらず投与可．必ず他の抗HIV薬と併用

①未治療患者，インテグラーゼ阻害薬(INSTI)以外の抗HIV薬による治療経験のある患者：50mgを1日1回

②INSTIに対する耐性を有する患者：50mgを1日2回

►12歳以上及び体重40kg以上の未治療，INSTI以外の抗HIV薬による治療経験がある小児患者には，50mgを1日1回経口可　注意〔未治療患者，INSTI以外の抗HIV薬による治療経験のある患者〕エトラビリン(リトナビルでブーストしたアタザナビル，ダルナビル，ロピナビルと併用投与しない場合)，エファビレンツ，ネビラピン，カルバマゼピン，リファンピシン，フェニトイン，ホスフェニトイン，フェノバルビタール，セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品を併用する場合：50mg1日2回に増量　〔INSTIに対する耐性を有する患者〕

①エトラビリンを併用する場合は，リトナビルでブーストしたアタザナビル，ダルナビル又はロピナビルのいずれかを併用投与

②エファビレンツ，ネビラピン，ホスアンプレナビル＋リトナビル，カルバマゼピン又はリファンピシンを併用しない

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉

①抗HIV療法に十分な経験を持つ医師の下で開始

➋本剤の使用に際しては，国内外のガイドライン等の最新の情報を参考に，患者又は患者に代わる適切な者に，次の事項についてよく説明し同意を得た後，使用

a)HIV感染症の根治療法薬ではないことから，日和見感染を含むHIV感染症の進展に伴う疾病を発症し続ける可能性があるので，本剤投与開始後の身体状況の変化については，全て担当医に報告

b)併用薬と相互作用を起こすことがあるため，服用中の全ての薬剤を担当医に報告．又，本剤で