適応
HIV-1感染症 注意
1)次の何れかのHIV-1感染症患者に使用
a)抗HIV薬治療未経験患者
b)ウイルス学的失敗の経験がなく切替え前3カ月間以上ウイルス学的抑制(HIV-1 RNA量が50copies/mL未満)が得られており,ビクテグラビル,エムトリシタビン又はテノホビルに対する耐性関連変異を持たず本剤への切替えが適切と判断される抗HIV薬既治療患者
2)本剤による治療に当っては患者の治療歴及び可能な場合には薬剤耐性検査(遺伝子型解析或いは表現型解析)を参考にする
用法
1回1錠を1日1回経口 注意
①本剤に含有した3成分を含む製剤と併用しない.又テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩を含む製剤も併用しない
②投与後クレアチニンクリアランスが30mL/分未満に低下の場合,中止を考慮
③HIV-1感染症に対して1剤で治療を行うものである為,他の抗HIV薬と併用しない
④エムトリシタビンと類似の薬剤耐性,ウイルス学的特性を有しているラミブジンを含む製剤と併用しない
!警告
B型慢性肝炎を合併している患者では,本剤の投与中止により,B型慢性肝炎再燃の恐れがあるので,本剤の投与を中断する場合には十分注意.特に非代償性の場合,重症化の恐れがあるので注意
禁忌
1)過敏症
2)リファンピシン,カルバマゼピン,フェノバルビタール,フェニトイン,ホスフェニトイン,セイヨウオトギリソウ含有食品投与中
注意
〈基本〉
➊使用に際しては,国内外のガイドライン等の最新の情報を参考に,患者又はそれに代わる適切な者に次の事項をよく説明し同意を得た後使用
a)本剤はHIV感染症の根治療法薬ではない事から日和見感染症を含むHIV感染症の進展に伴う疾病を発症し続ける可能性があるので本剤投与開始後の身体状況の変化を全て担当医に報告する
b)長期投与による影響は現在のところ不明
c)抗HIV療法による効果的なウイルス抑制は,性的接触による
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