診療支援
薬剤

(合剤)アルテメテル・ルメファントリン新様式
artemether・lumefantrine
リアメット Riamet(ノバルティス)  6419
 配合錠:アルテメテル20mg,ルメファントリン120mg

適応

マラリア 注意

1)本剤はヒプノゾイト(マラリア原虫の休眠体)には効果がない為,マラリア原虫の休眠体が形成される三日熱マラリア及び卵形マラリアの治療に用いる場合は,再発に注意し,マラリア原虫の休眠体に対する活性を示す薬剤による治療を考慮

2)意識障害や臓器不全を伴う重症マラリア患者においては,本剤の効果が十分に得られない可能性があるため,他の治療を考慮する

3)下痢又は嘔吐が認められている急性マラリアの患者では,代替治療を検討すべきであるが,本剤を用いる場合には,血液中のマラリア原虫数を慎重にモニターする

用法

体重に応じて1回1~4錠(アルテメテル/ルメファントリンとして20mg/120mg~80mg/480mg)を初回,初回投与後8時間,その後は朝夕1日2回2日間(計6回),食直後に経口投与.体重別の1回投与量は,次の通り.5kg以上15kg未満:20mg/120mg(1錠),15kg以上25kg未満:40mg/240mg(2錠),25kg以上35kg未満:60mg/360mg(3錠),35kg以上:80mg/480mg(4錠) 注意下痢又は嘔吐を来している患者では本剤の吸収が低下する可能性がある.本剤の投与後1時間以内に嘔吐した場合には,再投与させる

禁忌

1)過敏症

2)妊婦・妊娠(妊娠14週未満)

3)リファンピシン,カルバマゼピン,フェノバルビタール,フェニトイン,リファブチン,セイヨウオトギリソウ含有食品,ホスフェニトインを投与中

注意

〈基本〉

①使用に際しては,マラリアに関して十分な知識と経験を持つ医師又はその指導の下で行う

〈その他〉

①ラットを用いた受胎能及び初期胚発生に関する試験において,臨床曝露量(アルテメテル,DHA及びルメファントリンとして)の約8倍以上,約23倍以上及び約等倍となる用量でアルテメテル及びルメファントリンを併用経口投与した時,異常精子数及び着床前胚死亡

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