診療支援
薬剤

イホスファミド新様式EH
4211
ifosfamide(IFM)
注射用イホマイド Ifomide(塩野義)
 :1g/V

適応

1以下の疾患の自覚的並びに他覚的症状の寛解

a)肺小細胞癌,前立腺癌,子宮頸癌,骨肉腫

b)再発又は難治性の胚細胞腫瘍(精巣腫瘍,卵巣腫瘍,性腺外腫瘍)

c)悪性リンパ腫

2以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法

a)悪性骨・軟部腫瘍

b)小児悪性固形腫瘍(ユーイング肉腫ファミリー腫瘍,横紋筋肉腫,神経芽腫,網膜芽腫,肝芽腫,腎芽腫等)

注意再発又は難治性の胚細胞腫瘍には,他の抗悪性腫瘍剤との併用が必要(単独投与での有効性未確立.精巣腫瘍に対する単独投与は,奏効率が低く効果持続期間が短いとの報告)

用法

1a)1日1.5~3g(30~60mg/kg) 点滴静注・静注 ►年齢,症状により増減 1コース:3~5日間連日 末梢白血球の回復を待って,3~4週間毎に反復投与 1b)標準的な他の抗悪性腫瘍剤との併用療法 1日1.2g/m2 5日間連日点滴静注 これを1コースとし,末梢白血球の回復を待って3~4週間毎に反復投与 ►状態により適減 1c)他の抗悪性腫瘍剤と併用し,1日0.8~3g/m2 3~5日間連日点滴静注 これを1コースとし,末梢白血球の回復を待って3~4週間毎に反復投与 ►年齢,併用薬,状態により適減 ►総投与量は1コース10g/m2以下,小児では全治療コース80g/m2以下 2a)ドキソルビシンとの併用では,1日1.5~3g/m2 3~5日間連日点滴静注又は静注 末梢白血球の回復を待って3~4週間毎に反復投与.以上を1コースとする ►総投与量は1コース10g/m2以下 ►年齢,患者の状態により適減 単独投与では,1コースは,総投与量14g/m2までを点滴静注又は静注 末梢白血球の回復を待って反復投与 2b)他の抗悪性腫瘍剤と併用し,1日1.5~3g/m2 3~5日間連日点滴静注 これを1コースとし,末梢白血球の回復を待って3~4週間毎に反復投与 ►年齢,併用薬,状態に

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