診療支援
薬剤

シタラビン新様式EH
4224
cytarabine(Ara-C)
キロサイド Cylocide(日本新薬)
 :20・40・60・100・200mg/1・2・3・5・10mL/A
 N注:400mg/20mL/A,1g/50mL/V
シタラビン(400mg・1g 日医工岐阜)

適応

〔通常療法用〕

1急性白血病(赤白血病,慢性骨髄性白血病の急性転化例を含む)

2消化器癌(胃癌,膵癌,肝癌,結腸癌等),肺癌,乳癌,女性性器癌(子宮癌等)等.但し他の抗腫瘍薬(フルオロウラシル,マイトマイシンC,シクロホスファミド,メトトレキサート,ビンクリスチン,ビンブラスチン等)と併用する場合に限る

3膀胱腫瘍

〔大量療法用〕

1急性白血病(急性骨髄性白血病,急性リンパ性白血病)における下記療法

a)再発又は難治例に対する寛解導入療法(サルベージ療法)

b)地固め療法

2再発又は難治性の悪性リンパ腫.但し,急性リンパ性白血病及び悪性リンパ腫について他の抗腫瘍剤と併用する場合に限る

〔腫瘍特異的T細胞輸注療法の前処置〕

用法

〔通常療法用〕1a)寛解導入:1日0.8~1.6mg/kgを250~500mLの5%ブドウ糖液又は生食液に混合して点滴静注するか,20mLの20%ブドウ糖液又は生食液に混合してワンショットで静注.通常2~3週間連続 小児1日0.6~2.3mg/kg b)維持療法:上記用量を1週1回そのまま皮下,筋注,又は静注 c)シタラビン少量療法:以下の用量を10~14日間皮下又は静注 1.1回10~20mgを1日2回 2.1回20mg/m2を1日1回 d)髄腔内化学療法:1回25~40mgを1週間に1~2回髄腔内に投与.併用する他の抗腫瘍剤及び患者の状態により間隔を適宜延長.髄液に異常所見の際は,正常化まで継続 小児1歳:15~20mg,2歳:20~30mg,3歳以上:25~40mg ►年齢,症状により適減.併用薬の組合せ,併用量等は医師の判断による 2a)静注:他の抗腫瘍薬と併用時は,1回0.2~0.8mg/kgを1週間に1~2回点滴静注するか,ワンショットで静注 b)局所動注:1日0.2~0.4mg/kgを他の抗腫瘍薬と併用して持続注入ポンプで投与 ►年齢,症状により適減.併

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