診療支援
薬剤

アザシチジン新様式H
429
azacitidine
ビダーザ Vidaza(日本新薬)
 注射用:100mg/V
アザシチジン(100・150 各社)

適応

1骨髄異形成症候群

2急性骨髄性白血病

注意添付文書の「臨床成績」の項の内容を熟知し,本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で,適応患者の選択

用法

75mg/m2を1日1回7日間皮下投与又は10分かけて点滴静注し,3週間休薬.これを1サイクルとし,投与を繰り返す(適減) 注意

①原則として皮下投与.出血傾向等により皮下投与が困難な場合は,点滴静注

②投与については,以下の基準を目安に,適切に減量,治療開始の延期(休薬)及び投与中止の判断

a)グレード3以上の非血液毒性が発現した場合,治療開始前の状態に回復するまで休薬.次サイクル開始予定日から21日以内に回復しない場合,又は当該毒性が重篤化した場合は投与中止(グレードはCTCAEに準じる)

b)血液学的検査値による投与量調節〔回復:血球数≧最低値+[0.5×(治療開始前値-最低値)]〕 

1.治療開始前値が白血球数≧3,000/mm3,好中球数≧1,500/mm3かつ血小板数≧75,000/mm3の全てを満たす患者

ア)当該サイクルの最低値:好中球数<1,000/mm3又は血小板数<50,000/mm3

イ)次サイクルの治療開始の延期(休薬)・減量基準 i)治療開始前値からの減少量の50%が回復した後,次サイクルを開始 ii)14日以内に回復しない場合,次サイクル投与量を50%量に減量

2.治療開始前値が白血球数<3,000/mm3,好中球数<1,500/mm3又は血小板数<75,000/mm3のいずれかに該当する患者

ア)当該サイクルの最低値:白血球数,好中球数又は血小板数のいずれかが治療開始前値の50%以下に減少(但し,同時にいずれかに輸血等の処置なしで当該サイクル開始時よりも増加が認められる場合は該当しない)

イ)次サイクルの治療開始の延期(休薬)・減量基準 i)治療開始前値からの減少量の50%が回復した後,次サイクルを開始 ii)14日

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