診療支援
薬剤

イダルビシン塩酸塩新様式H
4235
idarubicin hydrochloride(IDR)
イダマイシン Idamycin(ファイザー)
 静注用:5mg/V

適応

急性骨髄性白血病(慢性骨髄性白血病の急性転化を含む)

用法

12mg/m2(体表面積) 1日1回 3日間連日 静注 ►骨髄機能が回復するまで休薬し,投与を繰り返す ►5mgに5mLの注射用水を加え溶解

!警告

1)施設緊急対応.医師白血病の治療に十分な知識,経験

2)IC

3)強い骨髄抑制作用を有する薬剤であり,本剤に関連したと考えられる死亡例が認められている.本剤を投与した全ての患者に強い骨髄抑制が起こり,その結果致命的な感染症(敗血症,肺炎等)及び出血(脳出血,消化管出血等)等を引き起こすことがあるので,下記につき十分注意

a)投与後に認められる骨髄抑制は重篤かつ長期に持続することもあるので,感染予防や致命的な出血の予防に十分な対策を講じる

b)重篤な感染症を合併している患者には投与しない

c)投与時に前治療又は他の薬剤による骨髄抑制を起こしている患者では,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される時以外は投与しない

d)開始後は,頻回に血液検査等状態を注意深く観察し,重篤な感染症又は出血等を引き起こした場合は中止し,必要な処置

4)心筋障害作用を有するため,慎重に患者を選択し,適切と判断される症例にのみ投与し,以下の患者には投与しない

a)心機能異常又はその既往歴

b)他のアントラサイクリン系薬剤等,心毒性を有する薬剤による前治療が限界量(ダウノルビシン塩酸塩では総投与量が体重当り25mg/kg,エピルビシン塩酸塩では総投与量がアントラサイクリン系薬剤未治療例で体表面積当り900mg/m2等)に達している患者

5)本剤の成分に重篤な過敏症の既往歴には禁忌

禁忌

1)心機能異常又はその既往歴(心筋障害発現)

2)重篤な過敏症

3)重篤な感染症合併

4)他のアントラサイクリン系薬剤等,心毒性を有する薬剤による前治療が限界量(ダウノルビシンでは総投与量が体重当たり25mg/kg,エピルビシンでは総投与量がア

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