適応
1遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺癌
2遠隔転移を有する前立腺癌
注意添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者の選択を行う.特に2への投与では,臨床試験組み入れ患者の外科的又は内科的去勢術に係る治療歴等について確認
用法
11回600mgを1日2回食後に経口 状態により適減 2ドセタキセルとの併用にて 1回600mgを1日2回食後に経口 状態により適減 注意
①外科的又は内科的去勢術と併用しない場合の有効性及び安全性は未確立
②グレード3以上又は忍容できない副作用発現の場合は,回復まで休薬すると共に,回復後は1回300mg1日2回に減量して再開を考慮.但し状態により通常用量に増量可
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
①本剤は内分泌療法剤であり,がんに対する薬物療法について十分な知識・経験を持つ医師の下で,本剤による治療が適切と判断される場合のみ使用
②不整脈等の心臓障害の発現→投与開始前及び投与中は適宜心機能検査(心電図等)等,状態を十分に確認
➌関連性は不明だが,間質性肺疾患の報告→投与に際し,初期症状(息切れ,呼吸困難,咳嗽,発熱等)の確認及び胸部X線検査等,状態を十分に観察.間質性肺疾患の初期症状の発現の際には速やかに医療機関を受診するよう説明
〈その他〉反復投与毒性試験(ラット及びイヌ)で,AUC比較で臨床曝露量に相当する用量から雄性生殖器の変化(前立腺及び精巣上体の萎縮等)が確認
患者背景
〈肝〉重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)〔血漿中濃度上昇の可能性(臨床試験は未実施)〕
〈妊婦〉妊D 〈小児〉臨床試験は未実施
相互
本剤は主にCYP3A4により代謝.乳癌耐性タンパク(BCRP),有機アニオン輸送ポリペプチド(OATP)1B1及びOATP1B3の阻害作用を示す 〈併用注意〉
1)強いCYP3A誘導薬(リファンピシン,カルバマゼピン,フェ