診療支援
薬剤

リュープロレリン酢酸塩新様式EH
2499
leuprorelin acetate
リュープリン Leuplin(武田)
 :1.88・3.75mg/V キット:1.88・3.75mg/シリンジ
リュープロレリン酢酸塩(Kit1.88・3.75 各社)

適応

1子宮内膜症

2過多月経,下腹痛,腰痛及び貧血等を伴う子宮筋腫における筋腫核の縮小及び症状の改善

3〔3.75mg〕閉経前乳癌

4〔3.75mg〕前立腺癌

5中枢性思春期早発症

注意

1)2子宮筋腫に対しては根治療法でないことに留意(手術が適応となる患者の手術までの保存療法並びに閉経前の保存療法としての適用を原則),下腹痛,腰痛に対する効果は,投与初期には認められないので,その間は適当な対症療法を考慮

2)3開始にあたっては,原則としてホルモン受容体の発現の有無を確認し,ホルモン受容体が陰性と判断された場合には使用しない

用法

14週に1回3.75mg 皮下 ►体重が50kg未満の患者では1.88mgを投与可 ►初回投与は月経周期1~5日目に行う 24週に1回1.88mg 皮下 ►但し,体重の重い患者,子宮腫大が高度の患者では3.75mg ►初回投与は月経周期1~5日目に行う 344週に1回3.75mg 皮下 54週に1回30μg/kg 皮下 ►症状に応じて180μg/kgまで増量可 ►バイアル品は1V当たり,添付の懸濁用液1mLで泡立てないように注意しながら十分に懸濁して用いる ►キットは注射針を上にしてプランジャーロッドを押し,懸濁用液全量を粉末部へ移動させ,泡立てないように注意しながら十分に懸濁して用いる ►キットは投与量の調整が不可能→1回当たり全量投与が必要な患者のみ使用 注意

①4週間持続の徐放性製剤であり,4週を超える間隔で投与すると下垂体-性腺系刺激作用により,性腺ホルモン濃度が再度上昇し,臨床所見が一過性に悪化の恐れ→4週に1回の用法を守る

12一般的に投与量の増加に伴って副作用の発現率が高くなる傾向.投与量の決定には,用法・用量に示された体重及び子宮腫大の程度等に留意

12治療に際し妊娠してないことを確認,必ず月経周期1~5日目より投与開始.又,治療期間中は非ホルモン性

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