診療支援
薬剤

ソラフェニブトシル酸塩新様式H
4291
sorafenib tosilate
ネクサバール Nexavar(バイエル)
 :200mg

適応

1根治切除不能又は転移性の腎細胞癌

2切除不能な肝細胞癌

3根治切除不能な甲状腺癌

注意1

1)サイトカイン製剤による治療歴のない根治切除不能又は転移性の腎細胞癌に対する有効性及び安全性は未確立

2)術後補助化学療法における有効性及び安全性は未確立

2

1)局所療法(経皮的エタノール注入療法,ラジオ波焼灼療法,マイクロ波凝固療法,肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法,放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する有効性及び安全性未確立

2)肝細胞癌に対する切除及び局所療法後の補助化学療法における有効性及び安全性未確立

3)肝細胞癌患者に使用する場合は,肝機能障害の程度,局所療法の適応の有無,全身化学療法歴等について,添付文書の「臨床成績」の内容に準じて,適応患者の選択

3

1)臨床試験に組み入れられた患者の病理組織型等について,添付文書の「臨床成績」を熟知し,有効性・安全性を十分理解の上で適応患者を選択

2)甲状腺未分化癌に対する有効性・安全性未確立

3)放射性ヨウ素による治療歴のない分化型甲状腺癌患者に対する有効性・安全性未確立

用法

1回400mgを1日2回(適減) 注意

①サイトカイン製剤を含む他の抗悪性腫瘍剤との併用について有効性及び安全性は未確立

➋(動態参照)高脂肪食摂取時には食事の1時間前~食後2時間までの間を避けて服用

3肝細胞癌に対する局所療法との併用について有効性及び安全性未確立

12副作用により減量,休薬又は中止する場合は,副作用の症状,重症度等に応じて以下の基準を考慮

a)減量基準

1.1段階減量:1回400mgを1日1回経口投与

2.2段階減量:1回400mgを隔日経口投与

b)皮膚毒性

1.Grade1(手足の皮膚の感覚障害,刺痛,痛みを伴わない腫脹や紅斑,日常生活に支障を来さない程度の不快な症状),発現回数:回数問わず→投与継続し,症状緩和のための局所療法を考慮

2.Grade2(手足の

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