診療支援
薬剤

ルキソリチニブリン酸塩新様式H
4291
ruxolitinib phosphate
ジャカビ Jakavi(ノバルティス)
 :5・10mg(ルキソリチニブとして)

適応

1骨髄線維症

2真性多血症(既存治療が効果不十分又は不適当)

3造血幹細胞移植後の移植片対宿主病(ステロイド剤の投与で効果不十分な場合)

注意1

1)患者のリスク分類,脾臓の大きさ等について,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分理解の上で,適応患者の選択

2)病理組織学的検査を行い,骨髄線維症と診断された患者に使用

2

1)ヒドロキシカルバミドによる治療で効果不十分,又は不適当と判断される場合に投与を考慮

2)臨床試験に組み入れられた脾臓の大きさ等について,添付文書の「臨床成績」を熟知し,有効性,安全性を十分理解の上,適応患者を選択

3臨床試験に組み入れられた患者の移植片対宿主病の重症度等について,添付文書の「臨床成績」を熟知し,有効性,安全性を十分理解の上,適応患者を選択

用法

11日2回,12時間毎を目安に経口.1回5~25mgの範囲(増減) 21回10mgを開始用量とし,1日2回,12時間毎を目安に経口 1回25mg,1日2回を超えない(増減) 3成人小児(12歳以上)1回10mg 1日2回 12時間毎を目安に経口(適減) 注意

12他の抗悪性腫瘍剤との併用について,有効性及び安全性は未確立

12十分な効果が認められず,血球数から増量可能と判断できる場合は,1回の投与量を5mgずつ2週間以上の間隔をあけて増量可.但し,初回投与後,4週間は増量不可

1開始にあたっては,血小板数に基づき以下を参考に開始用量を決定〔血小板数→開始用量〕

a)20万/mm3超→1回20mg1日2回

b)10万/mm3以上20万/mm3以下→1回15mg1日2回 (血小板数5万/mm3以上10万/mm3未満の患者に対する開始用量の情報は限られているため,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分理解の上,投与の可否を慎重に検討→投与可能と判断する場合,1回5mgを1日2回か

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