診療支援
薬剤

キザルチニブ塩酸塩新様式H
4291
quizartinib hydrochloride
ヴァンフリタ Vanflyta(第一三共)
 :17.7・26.5mg

適応

FLT3-ITD変異陽性の急性骨髄性白血病 注意

1)十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により,FLT3-ITD変異陽性の確認された患者に投与.検査にあたっては承認された体外診断薬又は医療機器を用いる.承認された体外診断薬又は医療機器に関する情報はウェブサイトから入手可能

2)〔未治療〕強力な寛解導入療法の適応とならない未治療患者における有効性・安全性未確立

用法

〔未治療〕寛解導入療法としてシタラビン及びアントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤との併用にて,地固め療法としてシタラビンとの併用にて,1日1回35.4mgを2週間経口投与 寛解導入療法及び地固め療法の投与サイクル数に応じて投与を繰り返す その後,維持療法として,1日1回26.5mgを2週間経口投与,それ以降は1日1回53mgを経口投与(適減) 〔再発又は難治性〕1日1回26.5mgを2週間経口,それ以降は1日1回53mgを経口.尚患者の状態により適減 注意投与開始前に心電図検査を実施し,QTcF値が450msecを超えている場合,投与を開始しない

〔未治療〕

①本剤及び併用するシタラビン及びアントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤の投与時期等について,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分理解の上,投与.又,シタラビン及びアントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤投与完了後に本剤を投与

②維持療法として,3年を超えて投与した場合の有効性・安全性未確立

③維持療法期に投与開始から2週間後において,QTcF値が450msecを超えた場合には,増量は行わない

④強いCYP3A阻害剤と併用時は,次の減量基準を参考に減量.強いCYP3A阻害剤との併用終了後は,減量前の投与量に戻す

a)併用しない時の用量:53mg→併用時の用量:26.5mgに減量

b)併用しない時の用量:35.4mg/26.5mg→併用時の用量:17.7mgに減

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