診療支援
薬剤

オラパリブ新様式H
4291
olaparib
リムパーザ Lynparza(アストラゼネカ)
 :100・150mg

適応

1白金系抗悪性腫瘍剤感受性の再発卵巣癌における維持療法

2BRCA遺伝子変異陽性の卵巣癌における初回化学療法後の維持療法

3相同組換え修復欠損を有する卵巣癌におけるベバシズマブを含む初回化学療法後の維持療法

4がん化学療法歴のあるBRCA遺伝子変異陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌

5BRCA遺伝子変異陽性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術後薬物療法

6BRCA遺伝子変異陽性の遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺癌

7BRCA遺伝子変異陽性の治癒切除不能な膵癌における白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法後の維持療法

注意1

1)再発時の白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法で奏効が維持されている患者を対象

2)臨床試験に組み入れられた患者における白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法終了後から再発までの期間(PFI)等について,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分理解の上,適応患者を選択

2

1)国際産婦人科連合(FIGO)進行期分類Ⅲ期又はⅣ期の卵巣癌と診断され,白金系抗悪性腫瘍剤を含む初回化学療法で奏効が維持されている患者を対象

2)承認された体外診断薬又は医療機器を用いた検査により,BRCA遺伝子変異が確認された患者に投与

3)臨床試験組入患者における前治療歴等について,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分理解の上,適応患者を選択

3

1)国際産婦人科連合(FIGO)進行期分類Ⅲ期又はⅣ期の卵巣癌と診断され,白金系抗悪性腫瘍剤及びベバシズマブを含む初回化学療法で奏効が維持されている患者を対象

2)承認された体外診断薬又は医療機器を用いた検査により,相同組換え修復欠損が確認された患者に投与

4

1)本剤の術後薬物療法としての有効性及び安全性は未確立

2)投与を行う場合には,アントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤及びタキサン系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法歴のある患者

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